年の瀬が近づくと…忘年会のシーズンですね。昨今、日本では「宅飲み(自宅で飲む)忘年会派」も多いと聞きますが、台湾の忘年会といえば春節(旧正月)前に会社主催で宴会場を借り切って盛大に催される「尾牙」。元々は商売人が商売繁盛を神様に祈る催事を指し、お供え物を経営者が従業員に振る舞う習慣から忘年会を「尾牙」と呼ぶようになったそうです。なお、その昔、尾牙の日に経営者が従業員にごちそうするのは従業員への感謝の意とは別に、翌年解雇する人を発表する意図があり…(!?)解雇される人には円卓上の鶏の頭が向けられたといいます。まさに「最後の晩餐」ですね。
●12年春節ボーナス予想
台湾でボーナスは春節前に支給されるのが一般的です。先日、各業界の春節ボーナス(年終奬金)の支給予想が報道されました。
現状の予想では業界ごとの好調・低迷ぶりがそのままボーナス支給に反映され、明暗を分ける格好となっています。
好調のサービス業ではうらやましい支給月数が示されており、台中にある低価格路線の某ステーキハウスチェーンには「90カ月分支給(?!)」との驚きのニュースも伝えられています(屋台から身を立てた44歳の経営者は、儲けた利益の半分を従業員に分配しているそうです)。
海運業界では格差が激しく、今年不振のコンテナ船事業の企業は「0〜1カ月分程度」。昨年大判振る舞いの尾牙(忘年会)を催した大手の陽明海運(ヤンミンライン)も今年は赤字続きで、早くも忘年会の中止を決めたもようです。
一方、業績好調のばら積み貨物船事業の慧洋海運(ウィズダム・マリーン)は「6カ月分以上」、四維航業も低額に抑える意向はなく、忘年会も例年通り社員旅行形式で行うと表明しています。
さらに外需不振のあおりを受けて、低迷する液晶パネル・発光ダイオード(LED)・太陽電池などの業界は「1〜2カ月分程度」の見通しです。
一部、無給休暇も実施されているこれら業界では、ボーナスを支給された途端、尾牙の席で鶏の頭を向けられる(=解雇される)シーンもあながち冗談とは受け取れない状況にあるかもしれません。
2012年 春節賞与の決め方
12月20日開催〜楽しく尾牙を迎えるための〜
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