ニュース 電子 作成日:2025年12月9日_記事番号:T00125783
AI(人工知能)サーバーなど電子機器の受託生産大手、▽緯創資通(ウィストロン)、▽緯穎科技服務(Wiwynn)、▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)──が8日発表した11月の連結売上高は、いずれも過去最高だった。証券会社は、クラウドサービスプロバイダー(CSP)大手のAIインフラ建設、グラフィックスプロセッサー(GPU)大手、米エヌビディアの「GB300」シリーズ搭載AIサーバーの出荷拡大で、通年でも前年を50%上回ると予測した。9日付経済日報などが報じた。

■ウィストロン、売上高3倍に
ウィストロンの11月の連結売上高は前月比51.6%増、前年同月の2.9倍の2806億2400万台湾元(約1兆4000億円)で、7カ月連続でクアンタを上回った。
AIサーバー出荷台数は過去最高を更新した。ノートパソコン出荷台数は220万台で、前月比10万台増加した。デスクトップPCとモニター・ディスプレイはいずれも90万台で、横ばいだった。
第4四半期(10〜12月)もAIサーバー出荷台数は高水準を維持する見通しだ。ウィストロンは、ノートPC出荷台数は前期比1〜3%減少し、デスクトップPCとモニター・ディスプレイは前期を上回ると予測した。
ウィストロンの1〜11月の連結売上高は1兆9300億元で、前年同期の2倍だった。
■緯穎科技、2.6倍に
ウィストロン傘下の緯穎科技は、11月の連結売上高が968億8500万元で、前月比6.2%増、前年同月の2.6倍だった。
証券会社は、CSPの大口顧客向けの出荷が増えていると指摘した。米国テキサス州のエルパソ工場が12月に稼働する予定で、緯穎科技の12月売上高は11月の高水準を維持すると予測した。
1〜11月の連結売上高は8463億7300万元で、前年同期の2.7倍だった。
■クアンタ、37%増
クアンタの11月の連結売上高は、前月比11.4%増加、前年同月比36.5%増の1929億4700万元だった。ノートPC出荷台数は350万台で、前月比横ばいだった。
クアンタは、第4四半期のAIサーバー出荷台数は10%以上増加すると予測した。汎用サーバーは旧モデルの出荷減少により、出荷台数は横ばいになると予測した。ノートPC出荷台数は前期比10%以上減少すると予測した。
【セミナー情報です】
賞与支給ノウハウを完全網羅「2026年 春節賞与セミナー」。12月18日に開催。在台日系企業の皆様にアンケートのご協力をお願いしております。ご協力いただいた方にはセミナーに優待価格でご招待。
検索は「ワイズ、春節賞与」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/125612.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722