ニュース 政治 作成日:2026年6月9日_記事番号:T00128959
台湾有事海洋委員会(海委会)の管碧玲・主任委員は8日、中国交通運輸部傘下4機関が海上交通の特別法執行活動のため、台湾東部海域に派遣した大型公船4隻が、7日に屏東県の鵝鑾鼻沖の制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)に侵入し、台湾の海委会海巡署(海上保安庁に相当)の巡視艇7隻と対峙した際、無線通信を通じて双方が主権を主張し合う事態となったと明らかにした。その上で、台湾は地球上のあらゆる国家と同様、主権が侵害された場合は例外なく、強制退去させると強調した。9日付中国時報が報じた。
海巡署は、フリゲート艦(巡防艦)などを派遣して中国の公船を監視した(海巡署リリース)
中国の大型公船4隻は7日午後5時30分に制限水域を離脱し、さらに8日午前3時20分に台湾周辺海域を離れ、北東方向へ移動した。しかし同日午後4時ごろ、台東県の離島、蘭嶼から東北東へ94〜95カイリ(約174〜176キロメートル)の海域を航行しているのが確認された。
5月28日に日本とフィリピンが同海域において両国間の排他的経済水域(EEZ)および大陸棚の海洋境界を画定するための交渉を開始すると発表して以降、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)などの船舶が台湾周辺海域での活動をより活発化させている。中国は、日本とフィリピンによる交渉の対象となる海域には、中国(の一部である台湾)のEEZおよび大陸棚が存在すると主張している。
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