ニュース 電子 作成日:2014年9月10日_記事番号:T00052612
米アップルは9日、スマートフォン新機種、4.7インチのiPhone6と5.5インチのiPhone6プラスを発表した。4.7インチ機種は日米などで19日に発売後、台湾では26日より予約受付を開始する。本体2万2,500台湾元(約8万円)から。初めて近距離無線通信規格「NFC」を搭載しており、モバイル決済サービス普及を加速させる役割が見込まれる。同分野でも台湾サプライチェーンの商機が広がりそうだ。10日付自由時報などが報じた。
iPhoneが大画面を実現した。2機種合計で世界全体で年内約8,000万台の出荷が見込まれている(中央社)
iPhone6は厚さ6.9ミリメートル、iPhone6プラスは7.1ミリで、最も薄型でサイズの大きいiPhoneとうたう。新プロセッサー「A8」は処理速度が25%向上し、エネルギー効率は最大50%向上、連続待受時間はiPhone6が最大10日間、iPhone6プラスは最大16日間。カメラは800万画素のままだが、iPhone6プラスには光学式手ぶれ補正機構を搭載した。カラーはゴールド、シルバー、スペースグレーの3色。
NFC搭載により、iPhone6をクレジットカード代わりに、店頭の決済端末にかざすだけで支払いができる新サービス「アップルペイ」が利用できる。証券会社は、NFC技術が進んでいるIC設計の偉詮電子(ウェルトレンド・セミコンダクター)は第4四半期のNFC関連チップの出荷が倍増し、通年で50万個に達すると見込む。ABIリサーチの予測によると、2016年にNFC搭載スマホは5億5,200万台に上り、モバイル決済の商機は1,000億米ドル、17年に1,911億米ドルに達する見通しだ。
台湾販売、年内に50万台も
台湾のアップル公式ホームページによると、iPhone6の価格は▽16GB(ギガバイト)、2万2,500元▽64GB、2万5,900元▽128GB、2万9,500元──、iPhone6プラスは▽16GB、2万5,900元▽64GB、2万9,500元▽128GB、3万2,900元──。
通信業界は、年内に50万台以上売れると見込む。中華電信は、iPhone4ユーザー50万件以上を抱えており、機種の買い替えと第4世代移動通信(4G)LTEサービス加入が進むと予測した。
アップル・ウオッチ、来年発売へ
アップルは同日、腕時計型ウエアラブル(装着型)端末の「アップル・ウオッチ」3機種も発表した。来年初頭に価格349米ドルから発売予定としている。
米フォレスターリサーチは初年度販売台数1,000万台、モルガン・スタンレー証券は3,000万~6,000万台と予測した。
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