記事番号:T00001183
今回も引き続き、スタッフをほめる言葉についてご紹介していきます。
読者の皆さんは、現地責任者や管理者として、台湾人社員を連れて食事や飲みに行く機会もあると思います。そんな時、うまく社員とコミュニケーション(溝通 gou1tong1)がとれたらいいですよね。
そこで今回は、社員を食事に誘う時の一言をお伝えします。
まずは、元気がない社員を食事に誘う時の一言。
a:イ尓最近看起來,不太對勁。イ尓還好ロ巴?今天晩上要不要去吃飯?
為了讓イ尓們打起精神,我請イ尓們吃大餐。
(ni3zui4jin4kan4qi0lai0,bu2tai4dui4jin4.
ni3hai2hao3ba?jin1tian1wan3shang4
yao4bu0yao4qu4chi1fan4?
wei4le0rang4ni3men0da2qi0jing1shen2,
wo2qing2ni3men0chi1da4can1.)
(最近なんかおかしいぞ、大丈夫か?今晩食事に行かないか?君たちが元気が出るように、食事をごちそうするよ。)
b:謝謝老板的好意。
(xie4xie0lao2ban3de0hao3yi4.)
(お気遣いありがとうございます。)
解説:
a.「不太對勁 bu2tai4dui4jin4」はおかしい、調子が悪いと言った意味で、物事がうまくいかない時や、何か嫌な予感がする時にも使えます。
また「イ尓還好ロ巴? ni3hai2hao3ba0?」とは大丈夫か?という意味で、例えば、風邪をひいて、社員がつらそうにしている時、または転んでけがをした時など一言、「イ尓還好ロ巴? ni3hi2hao3ba0?」とか、「イ尓沒事ロ巴 ni3mei2shi4ba?」(大丈夫か?)を使えば、老板の好感度もアップ間違いなしです。
「打起精神 da2qi0jing1shen2」
とは元気を出すという意味で、元気が出ない場合、
「沒有?法打起精神 mei2you0ban4fa3da2qi3jing1shen2」
を使います。
b.「好意 hao3yi4」とは、上記のように、相手の気遣いに感謝の意を表す他に、直接感謝の気持ちを表したり、枕詞として使って、相手の食事誘いや、呼びかけなどに柔らかく断るのにも使えます。
こうした中国語を暗記するのは大変かもしれませんが、日常業務の中で、ワンフレーズ使ってみるだけで、台湾人社員の見る目も変わるではないでしょうか?
※0は軽声で、軽く発音します。その他は1は1声、2は2声、3は3声、4は4声です。なお上記のアルファベットは、中国大陸式の通称ピンイン(pin1yin1)です。
ワイズコンサルティング 牟田口稔弘