Keyword.14 振替休日 vs 補假


コラム 人事労務 作成日:2007年9月21日

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Keyword.14 振替休日 vs 補假

記事番号:T00002798

 
 来年2008年度の台湾政府機関の年間休日が、行政院人事行政局より今月発表されました。

 同休日スケジュールは公務員に適用されるものですが、民間企業も休日設定の参考にしており、業務上の必要性と個人的な関心から、早速、休日予定を確認して公開された休日スケジュールを見て…、落胆しました。

 なぜなら08年度カレンダーでは、『振替休日(補假)』は春節(旧正月)のたった1日のみで、日曜日に重なった貴重な祝日の端午節(新暦6月8日)と中秋節(新暦9月14日)には、振替休日が設けられないためです。

●日台の振替休日事情

 新暦文化の日本では、国民の祝日は、原則として毎年固定日に設定されており(建国記念日、憲法記念日など)、また、近年は祝日法で成人の日(1月)や体育の日(10月)が3連休になるよう第2月曜日に設定されたり、祝日の間の日は休みとされる(5月4日)など、まさに勤労者にとっては至れり尽くせりです。

 一方、旧暦文化を継承する台湾では、最も重要で長い連休である春節や、端午節、中秋節も毎年日が前後します。

 台湾ではまた、政府が公務員向けに年度の執務カレンダーを作成し、「公務員週休二日実施方法」と「政府行政機関記念日及び民俗節日休日調整原則」に基づいて祝日(記念日・民俗節日等)が設定されます。

<「公務員週休二日実施方法」に基づく特定祝日>
1)記念日
1.中華民国開国記念日(新暦1月1日)
2.和平記念日(新暦2月28日)
3.国慶日(新暦10月10日)

2)民俗節日
1.春節(旧暦1月1日~1月3日)
2.民族掃墓節(清明節に準ずる)
3.端午節(旧暦5月5日)
4.中秋節(旧暦8月15日)
5.旧暦除夕(旧暦12月末日・大晦日)
 
(※台湾の労働基準法には、上記以外の祝日もあります)

 「公務員週休二日実施方法」では、上記の記念日・民俗節日が土日に当っても「振替休日」は設けられませんが、春節3日と旧暦除夕が土日に当る場合は「振替休日」を設けると規定されています。

●08年度年間休日の行方

 上記の規定に基づく08年度の政府機関の年間休日で、3日以上の連休は、「春節(2月6日~11日)」、「民族掃墓節(4月4日~6日)」、「國慶節(10月10日~12日)」の3回のみとなっています。

 また06年の中秋節を契機に今年度も行われた「飛び石休日の連休調整」による休日振り替えも、08年度は該当対象の飛び石休日がないため未設定です。

 しかし、この休日規定はあくまでも公務員のためのものであり、民間企業は必ず従う必要はなく、法律の規定を下回らない限り各社独自の取り決めが可能です。
  
 私が落胆したのは、弊社の年間休日は原則、当年度の政府機関カレンダーに準ずるよう設定されるため、普段の年より年間休日数が少ない上、うるう年で稼働日が1日多いことを少々うらめしく思ったためでした。

 ただし、私の勝手な憶測では、来年の総統選挙に向けて、「与党がもう少々祝日を増やすのではないか……」と期待を込めて勝手に想像しておりますが、どうなることでしょうか。

ワイズコンサルティング 宮本美子

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