第13回 人気花見スポット「天元宮」


コラム 台湾事情 作成日:2011年3月28日

陳小姐的台湾トレンド情報2

第13回 人気花見スポット「天元宮」

記事番号:T00029023

 春になったのに肌寒い日が続いていますね。春と言えば花見でしょう!台湾ではこの季節、毎年日本への花見旅行が人気ですが、今年は東日本大震災で取りやめた人も多いはずです。ただ、胸を痛めるニュースが多いこういうときこそ、自然の癒しが欲しくなります。


天元宮の桜(筆者撮影)

 今回はここ数年で北部の桜の新名所になった、新北市淡水の「天元宮」を紹介します。「天元宮」は1971年着工、85年に完成した道教の廟(びょう)で、直径108メートル円形5層建ての「無極真元天壇」は山の上にあるため、登ると台北盆地の景色を見渡せます。

 天元宮周辺では70年代からボランティアの人たちが桜の木を植えていきました。台湾土着の山桜に吉野桜を接ぎ木して、1本の木で2種類の花が咲くようにしました。吉野桜は薄いピンク、山桜は濃いピンクで、遠くから見ると2つの色が重なり合ってとてもきれいです。日本人は「一面の桜」といった、桜の花のピンクでいっぱいの光景が好きな人が多いようですが、台湾のように葉の緑もあって色とりどりなのもいいと思います。

自転車ブームで有名に

 天元宮の桜が有名になったのは、近年の自転車ブームと関係しています。実は天元宮はもともとサイクリングの人気コースで、サイクリストが桜の写真を撮って自分のブログに載せたことから、インターネットで「きれい」と評判が広まり、サイクリストでなくても来る人が増えていったのです。花見の季節は車が多いため、サイクリストたちが交通安全を心配して減った結果、とうとう完全に普通の花見スポットになりました。

 天元宮へは都市交通システム(MRT)淡水線淡水駅から淡水客運の路線バス「1275」(淡水〜北新荘)で行くことができます。運賃は30台湾元で、タクシーの場合は200〜250元です。

 到着してバスを降りたら道なりにまっすぐ歩き、セブン−イレブンを右に曲がると、ほら桜です!右側には桜の木が300メートル以上にわたって連なっていて、左側にはさまざまな屋台が出ています。そのにぎやかさは日本の花見の雰囲気とかなり異なると思いますが、台湾の花見文化だと思って楽しんでみてはいかがでしょうか?(笑)

 桜の坂道を登ると3分ほどで天壇に着きます。その奥の山中にもいっぱい桜が咲いていました。私も先週友だちと一緒に行ったのですが、日が暮れたので、奥の方までは行けませんでした。桜の風景がどこまで続いていたのか分からなくて、ちょっと残念でした。

 台湾の桜の季節は3月中旬から3月末ですが、今年は例年より寒いので、4月になっても満開の桜を観賞できるそうです。まだ間に合いますので、皆さんも楽しみに行かれてはいかがでしょうか。

ワイズコンサルティング

東呉大学日本語学科卒業 2010年よりワイズコンサルティングに入社、管理部に所属し会計を担当しています。努力は誰にも負けません。

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