Keyword.16 影響力 vs 影響力


コラム 人事労務 作成日:2007年10月17日

日台キーワード比較@わーくNOW Keyword

Keyword.16 影響力 vs 影響力

記事番号:T00003182

 
 来週10月25日は、台湾の「光復節」に当たります。「光復」とは中国語で「失地を回復する」という意味で、1945年10月25日に、中華民国政府が台北市の中山堂で日本の降伏式典を行ったことに由来しています。戦後台湾の複雑な歴史と住民アイデンティティー形成の起点になった日ともいえ、たまには日本と台湾の歴史を振り返ってみることも必要なことだと思いました。

日系企業の進出事情

 日台は戦後も密接な経済関係を築いてきました。戦後しばらくは従来型の製造業、現代ではハイテク業、サービス業を中心に日系企業が台湾に進出して経営や生産、サービスのあり方などあらゆる分野で絶大な影響を与えてきました。

 行政院労工委員会のデータによれば、2007年7月末までの「外国人専門人員の招聘許可人数」における日本人の数は、8,558人に達しています。

 我々の想像以上に台湾人のビジネスパーソンは日本人とのビジネスを身近に感じているようで、1111人力銀行の調査によれば、38.33%がこれまで日本人と何らかの形で仕事を共にする機会を持ち、このうち18.79%は日系企業に在籍、8.16%は日本で仕事の経験があるか、または日本へ出張の機会があるとの結果が出ています。

 さらに興味深いのは、非日系企業においても、11.38%が日本人従業員を雇用した実績があり、その主たる理由が、日本人の専門知識や技術の必要性だけでなく、日本人の「仕事に対する態度」が台湾人従業員に与える影響を重要視している点です。

日台従業員の特長

 1111人力銀行の同調査では、日台従業員を比較した、以下の特長が挙げられています。
(調査対象:20歳以上の台湾人会社員;回答数:1,336人)

※日本人従業員の特長
▽勤勉な態度、49.41%▽専門性の能力、46.68%▽礼儀を重視、39.65%▽仕事に対する責任感、38.48%▽プレッシャーに強い、31.05%

※台湾人従業員の特長
▽社交性能力、42.58%▽創意能力、36.91%▽処理能力、29.88%▽チームワーク、28.13%▽専門能力、26.37%

 また、同調査では台湾人ビジネスパーソンの58.33%が、日本人の「礼儀重視」「職場倫理」の心得を尊重しており、その姿勢を学ぶことが台湾人従業員に必要であると回答しています。

 これらの調査結果は日本人として少々誇らしく思う反面、自分自身を省みて、「果たして自分は台湾人が思い描く日本人像であるのか」と考えてみますと……かなり首をひねる思いです。

ワイズコンサルティング 宮本美子
 

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