Q. モーレツ社内制度って…?


コラム 人事労務 作成日:2011年8月15日

WISEらくがき帳

Q. モーレツ社内制度って…?

記事番号:T00031872

 先日、某ビジネス誌で日本の各企業の「すごい制度」の特集を目にしました。

 「社内会議室の使用料を設定」「製品納期や旅費精算の遅延に罰金」「新人に1年間海外で自由に過ごさせる」「若手社員に街中を徘徊させて流行を把握する」など、コスト管理、社員のモチベーション向上、アイデア創出につながる、型破りとも思えるモーレツな経営管理、人事制度、社員教育が多数紹介されていました。

●隣国のモーレツ社内制度

 お隣の韓国では、世界一の家電・電子製品メーカーとなった、サムスン電子のモーレツ社員教育が有名です。グループ会長、李健煕(イ・ゴンヒ)氏の下、弱肉強食の社内出世レースが展開し、数週間に及ぶ軍隊並みのハードな新人・幹部・グローバル人材向け合宿研修など、徹底したサバイバル競争が企業文化です。

 台湾でサムスン電子同様に飛躍的に成長した企業といえば、郭台銘氏率いる鴻海科技集団(フォックスコン)です。社員への高額な給与・配当金支給、大盤振る舞いの尾牙(忘年会)などが有名ですが、一方で「厳格な規律」を重んじる企業文化があります。

 工場の新入社員はライン作業に就く前、5日間の基礎訓練を受けます。その内容は整列してスローガンの読み上げ、整列行進、30分間の直立不動など、軍事訓練さながらです。幹部にも同社研修センターにて、男女区別なく、早朝起床から始まる、軍事訓練並みの合宿研修が課せられるそうです。

 一代で鴻海帝国を築き上げた、郭台銘氏自身、創業当初正月返上で昼夜なく働き、1日2個のハンバーガーでしのいできた苦労人であり、その当時のがむしゃらさが同社の経営理念に反映されているのかもしれません。それは「実験室を出たらハイテクはない。規律執行あるのみ」という名言にも表れています。

 こうした成功した隣国企業の文化は、どちらが良いかは別として、昨今、ワークライフバランスが叫ばれ、あくせく働くよりライフスタイル重視の日本社会とは、かなり異なるものがあります。しかし、冒頭でお伝えしたように、閉塞感漂う時世を打破すべく奮闘している日本企業もあります。

 社風、経営理念は企業ごとにさまざまですが、自社に適した社内制度・人材教育について、見直してみてはいかがでしょうか?


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宮本美子

ワイズコンサルティング

外資系IT企業勤務を経て、2004年ワイズコンサルティング入社。会員サービス部のマネジャーを経て今年から管理部マネジャーを担当。

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