Q. ゴーイングコンサーンって…?


コラム 経営 マーケティング 人事労務 台湾事情 その他 作成日:2011年9月5日

WISEらくがき帳

Q. ゴーイングコンサーンって…?

記事番号:T00032325

 原則、企業は期間限定のものではなく、将来にわたって事業を継続し、発展していくことを目指します。これは「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン=going concern)」と呼ばれる考え方です。これによると、経営者の最大の使命は「倒産しない、企業の永続的経営」に尽力することといえます。

 また、会計監査上のルールでも、債務超過や継続的な営業損失など、「継続企業の前提に疑義がある」場合、経営者には財務諸表に注記して、破綻リスクを開示することが義務付けられています。

●財務諸表は誰のためのもの?

 貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)・キャッシュ・フロー計算書(C/S)などを含む財務諸表は、企業の経営状態や活動実績を数値化した報告書です。別の例でいえば人の健康状況を示す診断書に似ています。

 経営者は自社の財務諸表から経営状況を把握し、問題への対策や懸念される症状について、予防措置を取ります。しかし、財務諸表作成の本来の目的は、内部ではなく外部に向けられた報告です。

 すなわち経営者は、株主、取引先、銀行等の外部利害関係者(ステークホルダー)から安心して経営を任され、信頼を得るため、財務諸表を根拠に会社の状況と活動実績を説明する責任があるからです。(会計のアカウント=Accountには「説明する」の意味もあり、前述の「説明責任」はアカウンタビリティ=Accountabilityといいます)

●財務諸表数値の信ぴょう性は…?

 一方、経営者は外部利害関係者の立場で他社の財務諸表を見て、取引先の経営状況を判断・取引を考慮することもあります。その際に気を付けなければならないのは、財務諸表は作成上、会社の事情や主観で、「調整できる」ということです。この調整が行き過ぎると、粉飾決算書になりますが「一定の会計ルールの範囲」であれば可能です。

 数値化された財務諸表を眺めても、会計のルールを知らなければ、その数値に裏打ちされた真の会社状況を把握し、経営の意思決定を判断することはできません。会計のルールも時勢や経済環境の変化で、随時、変化しています。経理・会計担当者とは異なる、経営者に必須の会計ルールを改めて学んでみませんか? 
 

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宮本美子

ワイズコンサルティング

外資系IT企業勤務を経て、2004年ワイズコンサルティング入社。会員サービス部のマネジャーを経て今年から管理部マネジャーを担当。

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