Keyword.17 業績評価 vs 績効考核


コラム 人事労務 作成日:2007年10月24日

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Keyword.17 業績評価 vs 績効考核

記事番号:T00003316

 
 間もなく、2007年度のプロ野球日本シリーズが開幕します。パ・リーグは2年連続で北海道日本ハムが日本一を目指しますが、指揮を執るトレイ・ヒルマン監督が今季限りで退任し、来季は米大リーグのカンザスシティ・ロイヤルズの監督に就任するとのニュースが報道をにぎわせています。
 
 ヒルマン監督は、マイナーリーグで10数年に及ぶ監督経験はあるものの、メジャーリーグでは、監督はもちろん選手としても経験がありません。このため、監督としての起用を大抜擢だと評するメディアもあります。

 しかし、ロイヤルズのGMであるムーア氏は「低迷していた日本ハムを5年間で3度のプレーオフ進出に導いた彼こそ、我々のチームにとって最高の人選だ」と語り、長期低迷が続くロイヤルズ立て直しの切り札として、ヒルマン監督の日本での業績を大いに評価し、期待しているようすでした。

 ところで、毎年シーズン終了後は、プロ野球選手にとって年に一度の重要イベントである、来シーズンの契約交渉が始まります。一般人にとっては法外とも思われる金額が報じられますが、活躍して望み通りの契約額を手にした選手もいれば、自分が考えていた評価とは開きがあって落胆する選手もいて、「業績だけで評価される世界」の厳しさを感慨深く思うことがあります。

台湾企業も業績重視傾向に

 「業績評価」はプロ野球の世界だけでなく、一般の民間企業の従業員である私たちにとっても身近なもので、殊に終身雇用制が崩れ、成果主義の導入が進んだ日本の企業では、より結果が重視される傾向が強まっています。では、台湾における『業績評価(績效考核)』の状況はどうでしょうか?

 1111人力銀行は10月中旬、「企業の業績評価」に関するアンケート調査を実施しました。結果は以下の通りでした。
(調査対象:企業人事担当者/調査方法:電話・Webアンケート/回答数:356件)

*評価実施の頻度:1年に1回(41.57%)、半年に1回(26.69%)、四半期に1回(16.01%)

*評価担当者:部門所属長(72.75%)、人事部門(35.67%)、その他の評価部門(13.76%)

*評価基準:業務上の業績(80.34%)、勤務状況(8.15%)、主観的な印象(7.02%)

 アンケート結果からは、「功績を挙げなくても気にならない」職場環境や従業員意識を打破するため、台湾企業でも従業員の業務実績を重視する傾向にあることが分かります。

 一方、同アンケート調査では、「個人の資質・性向」が評価基準に占める割合は全体の26.55%程度という結果も出ましたが、サービス業、不動産関連業、医薬品業などでは、特に重視される傾向があるという結果が出ています。

 評価の基準は業種や経営方針などによりさまざまですが、「公正であること」は必須条件でしょう。さて、御社の従業員の今年の評価はどのようなものでしょうか?
 
ワイズコンサルティング 宮本美子
 

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