Keyword.18 社員旅行 vs 社員旅行


コラム 人事労務 作成日:2007年10月31日

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Keyword.18 社員旅行 vs 社員旅行

記事番号:T00003452

 
 台湾も酷暑の夏が過ぎ去り、過ごしやすい季節が到来しています。秋は短く、気がつくと冬に突入しているというのが例年のパターンですが、外出しやすい季節に旅行に出かけるのもよいかもしれませんね。
 
 さて、旅行といえば、日本企業では社員の福利厚生の一環として「社員旅行」を行っているところがあります。娯楽のまだ少ない時代はレクリエーションとしての意義も大きく、今でも社員同士の親睦を図り、一体感を高める効果が重視されています。

 しかし、バブル崩壊後は経費削減の必要から、また若い世代で団体活動を好まない人が増えてきたため取りやめた企業も少なくありません。ミーティングや各種研修を取り入れる企業もあり、社員旅行のあり方も多様化しています。

●台湾では個人に手当も

 台湾企業でも、福利厚生の一環として社員旅行(員工旅遊)が実施されています。台湾では「職工福利金条例」という法令によって、従業員50人以上の企業は「福利金」を積み立てて、社員の福利厚生を図ることが義務付けられています。

 では、台湾人社員たちの社員旅行に対する意識はどのようなものでしょうか?

 1111人力銀行が10月後半に社員旅行について会社員を対象に実施したアンケート調査では、以下のような結果になっています。(調査方法:Webアンケート/回答数:1,215件)

 <社員旅行に関する調査>
 *企業の実施状況:実施あり(49.88%)、実施なし(39.75%)

 *社員の参加状況:状況に応じて参加(59.41%)、毎回参加(35.15%)、不参加(5.45%)

 参加理由:会社が全額を負担するため(43.32%)、仕事のプレッシャーからの解放(42.82%)、同僚とのコミュニケーション促進(40.84%)

 不参加の理由:つまらない(38.86%)、会社が全額を負担しないため(32.67%)、時間・時期的都合が悪い(23.02%)

 社員旅行で重視すること:行き先(84.90%)、スケジュール(72.77%)、宿泊ホテルのクラス(37.13%)

 好みの旅行スタイル:リゾートでゆったり過ごす旅(50.99%)、自然生活の旅(35.64%)、温泉の旅(31.93%)

 台湾でも、企業のパッケージ旅行を好まない社員の声を受け、社員の個人旅行に手当てを支給する企業もあります。

 同調査によると、手当ての金額は、3,000元以下(40.48%)、3,001~5,000元(28.57%)、5,001~8,000元(20.24%)で、ハイテク企業が最も高いという結果となっています。

 「これでは社員旅行の本来の目的である、組織活性化や社内コミュニケーションが図れない…」との、経営者の声が聞こえてきそうですが、個人主義傾向が強い台湾人社員にとっては、個人の旅行費用を会社が一部負担してくれる方が、モチベーションの上がる率は高い…?のかもしれません。

ワイズコンサルティング 宮本美子

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