Keyword.20 家族形態 vs 家族形態


コラム 人事労務 作成日:2007年11月30日

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Keyword.20 家族形態 vs 家族形態

記事番号:T00004046

「家族の日」と「家族の週間」

 このたび、日本の内閣府は少子化対策の新しい試みとして、今年2007年度から、11月第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間を「家族の週間」とすることを決めました。これは、国民が安心して子供を産み育てることのできる社会にするための制度、政策、意識改革を政府が推進していく一方で、家族が子供を育み、地域社会が家族を支えてこそ、少子化対策が効果を発揮できることを国民に認識してもらうことを趣旨としています。

 これに付随して、先ごろ内閣府が実施した「少子化対策と家族・地域のきずな」の意識調査結果(全国18歳以上の男女4,000人を対象、有効回答数2,400件余り)によれば、同居家族を持つ人のうち家族間で「十分話し合いがある」と答えた人は43.4%、「ある程度ある」は44%、「(あまり)ない」との回答は12.1%でした。また「ある程度ある」、「(あまり)ない」と答えた人は、話し合いが十分持たれない理由として、「仕事で忙しい(61%)」「趣味などの個人の時間を重視(16%)」「勉強や習い事、クラブ活動に忙しい(15%)」を挙げています。

 ただし、同居家族とのつながりについて、「強い方だ」と答えた人が87.8%、「弱い方だ」と答えた人が6%となったように、自分の家族のきずなが強いと考える人は多いようです。

台湾人の家族観

 日本社会より、家族の結びつきが強いとされる台湾社会でも、子女の大都市への進学や就職をきっかけに、例年核家族化が進み、また一方では出生率低下による少子化、離婚率の上昇など、家族形態のありようが複雑になってきています。

 これら現代台湾人の家族観を示す一例として、2007年度「父の日」の時期に、人材紹介会社の104人力銀行が実施した「男性会社員の仕事と家族観」についての調査結果をご紹介したいと思います。

 同調査によると、男性会社員の生活に占める比重は、上位から「仕事(62.9%)」「お金(56.9%)」「家庭(55.6%)」となっています。また、「家庭人として最も担うのが難しい役割は?」との問いには、1位:良き父親、2位:良き息子、3位:良き夫、との結果が出ています。 

経済力を重視

 「良き父親」が備えるべき3大要素は、「安定した経済力」「子供の成長への関わり」「心のつながり」とされ、良き父親になれない父親たちの悩みは、まさしくそれらを反映して、「所得が不足で、子供に満足な生活を与えられない」「仕事が忙しく、子供の成長をつぶさに見られない」「生計を立てるのに精一杯で、子供の心の内を理解できないでいる」となっています。

 なお、同調査での台湾人男性による「父親ぶり」の自己評価平均は74.5点となっていますが、日本のお父さま方の自己評価はいかがでしょうか?また、お父さま方の自己評価に対する奥さま方、子供たちの評価もぜひ伺ってみたいところです。

 日本で「家族の週間」であった先週は、私も遠く離れた台湾より、日本にいる家族のことを考える時間を持ってみました。

ワイズコンサルティング 宮本美子

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