コラム

記事番号:T00069157
2017年2月23日15:37

 ワイズコンサルティング・不動産マーケティング室の富田啓一朗です。私は昨年までの11年間、他国にいたため台湾ではブランクがありました。第1話では不動産取引において、物件を探すユーザーの慣習がブランク以前と変わっていないことをご説明しました。今回は不動産会社の立場で変わっていないことをご説明いたします。

 日本では10年ほど前から、物件探しはまずはインターネットで、ということになっています。それはインターネットや携帯・スマホの普及、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及、不動産ポータルサイト(ホームズ、スーモ、アットホームなど)の進化などを背景としています。

インターネットで激変

 一方、インターネット活用に得意な会社による、不動産分野への新規参入も増加しました。このため不動産業者はインターネットへの情報掲載に力を入れるようになりました。そして力を入れなければ生き残れない時代となりました。

 日本の都市部では、昔ながらの店頭に文字だけの物件情報をペタペタ貼った不動産屋さんを見かけなくなりましたね。そもそもお客様が来店するのは、まずインターネットで物件の目星を付けた上で、実際にその物件を内見するために鍵を貸してもらうことが目的なので、路面(1階)にお店を構える必要がなくなったのです。そのため出店するコストは低くなりました。

 インターネットで目ぼしい物件を見つけて内見する人は、その物件を契約する率はかなり高いです。それまでは店頭で物件資料を提示しても、情報が十分でないため結局は現地を見なければ判断できず、決まる確率の低い物件にも案内に連れて行かなければならなかったため、成功報酬制の仕事としては大変効率が低いものでした。

マイナスになることも

 お客様が決めてくれればまだよいのですが、他の不動産会社で決めてしまったら一銭の利益にもならないどころか、割いた時間や交通費分はマイナスになってしまいます。おまけに「あの不動産会社はいい物件がそろっていない」などとあらぬうわさを立てられることもあります。それがインターネットで物件を探す時代となり、営業上の無駄な動きを省けるようになったので、スタッフ数も絞れるようになりました。

プラットフォームを提供します

 台湾では大変もったいないことに、日本人向けに営業されている不動産会社各社はインターネットにあまり力が入っていません。その理由を推測しますと(1)日本での業務経験が無い人が多い(2)日本語のポータルサイトが無い、ためだと思います。ワイズコンサルティング不動産マーケティング室では今後、不動産各社のインターネット活用のインフラを提供して活用を促し、読者の皆様に物件探しがしやすくなるようなプラットフォームを提供してまいります。

ワイズ不動産マッチング&工場売買サポート
引っ越しをお考えの方、事務所をお探しの方、新たに台湾に駐在される方…
お気軽にお問い合わせください↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd79k7fW5ZDrck6Qmcbtu2ncAPUAsnnO6YoIEe19xulD-VNIA/viewform

富田啓一朗

富田啓一朗

不動産マーケティング室 室長

1987年にスターツコーポレーション入社後、台北15年の他、上海、イスタンブール、モスクワにて不動産ビジネスを立ち上げた経験を生かし、在台日本人向け不動産マーケティングを担当している。