リーガル

記事番号:T00048980
2014年3月6日15:31

 皆さん、こんにちは。黒田日本外国法事務弁護士事務所の顧問の佐田友です。

 先日はずいぶん暖かかったですね~。日本では、まさに三寒四温で寒いのと暖かいのを繰り返しながら春が過ぎ、夏に近づいていくというイメージですが、台湾は一気に夏が来るのかなぁと思ったほどです。この間も、中山堂という歴史建造物の2階のテラスでお茶をしていたのですが、日なたは暑過ぎて、日陰の席に座りましたよ。台湾の日差しは強いですね~。

台湾式ごみ収集にびっくり

 さて、本日は台湾のごみ収集について、書いてみます。

 ごみは生活している限り出てきますので、自分のマンションなどで全てのごみを処理してもらえるという人を除き、台湾ではどのようにごみを出すかはご存じだと思います。

 そうです、あの聞き慣れたメロディーとともにやってくるごみ収集車です!!私が住んでいるエリアでも、夜になるとごみを持った人々と道で擦れ違い始め、「そろそろ来るかなぁ」と思っていると、期待を裏切らず決まってベートーベンの名曲「エリーゼのために」が聞こえてくるんです。

 ごみを事前にごみ置き場に出しておき、それを後からやって来るごみ収集車が回収していくという日本の方式に慣れていた私には、ごみ収集車に直接ごみを放り入れる(または清掃員に手渡す)台湾の方式は非常に新鮮でした。「エリーゼのために」はごみ収集車の「テーマ曲」としてすっかり定着しており、この曲が聞こえてくると「あっ、今日はごみを出す日だ」と思い出す人もおられるでしょう。

 私が台北に住み始めた最初のころは、日本との違いにびっくりしましたが、今はごみ置き場のトラブルもなくせますし、カラスなどに荒らされて無残な光景になることもないので、台湾のごみ収集方式は合理的な仕組みだなぁと思いますね。まあ、生ごみなどは日本より暑い台湾では腐りやすいという事情もあるのでしょう。

 台湾方式の難点は、ごみ収集車が来る時間に仕事や予定などがあり、ごみを出せないということが続いてしまうケースでしょうね。でも、こういう場合には、近所の方にお願いしたり、家庭ごみを回収してくれる会社が台湾にはたくさんあるそうで、ゴミ回収代行費用を支払えば、代わりにごみ処理をしてくれるとのことです。

ごみ収集方法も法律で規定

 ごみ置き場をなくすこのような政策が開始されたのは、1996年前後のようです。法律でどのように規定されているか確認しますと、一般廃棄物回収除去処理弁法(中国語は一般廢棄物回收清除處理辮法)という法律において、一般ごみの回収方法の1つに「執行機関が指定する時間、場所および作業方式に基づき、執行機関または受託機関のごみ収集車が収集を行う」と規定されています。そして、この作業方式に関し、台北市政府環境保護局などは公告で「所定の曜日、時間に、ごみ収集車に直接、ごみを手渡すこと」と定めているんですね~。

 台湾のごみ回収方式のおかげか、台北ではカラスは見かけないように思います。単に台湾が日本よりかなり南に位置するので、カラスの生息地域ではないというだけかもしれませんけど(笑)。 

佐田友浩樹弁護士

佐田友浩樹弁護士

黒田日本外国法事務律師事務所

京都大学法学部を卒業後、大手家電メーカーで8年間の勤務の後、08年に司法試験に合格。10年に黒田法律事務所に入所後、中国広東省広州市にて3年間以上、日系企業向けに日中英の3カ国語でリーガルサービスを提供。13年8月より台湾常駐、台湾で唯一中国語のできる弁護士資格(日本)保有者。趣味は月2回のゴルフ(ハンデ25)と台湾B級グルメの食べ歩き。