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4月新車販売、ラクスジェンn7がEV首位【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年5月3日_記事番号:T00115102

4月新車販売、ラクスジェンn7がEV首位【図表】(トップニュース)/台湾

 4月の新車登録台数は前月比10.3%減、前年同月比3.1%減の3万7038台で、うち電気自動車(EV)は1979台だった。2月に納車を開始した裕隆集団の納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)初の台湾生産EV「ラクスジェンn7」が1055台で、EV首位、全車種で6位を獲得した。3日付工商時報などが報じた。

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 4月のEV新車登録台数は1979台で、首位のラクスジェンが市場シェア53.4%だった。2位はBMWの335台、3位はメルセデス・ベンツの200台だった。テスラは輸入車の到着がなく、わずか11台だった。

/date/2024/05/03/01luxgenn7_2.jpg納車されたラクスジェンn7との記念写真イベントを開催中だ(ラクスジェンフェイスブックより)

 ラクスジェンは、昨年購入申し込みを受け付けたうち9000台を9月末までに納車する目標だ。5~6月に購入申し込みの受付を再開する。2024年の販売目標は1万5000台以上。

 BMWの販売ディーラー、汎徳永業汽車(パン・ジャーマン・ユニバーサル・モーターズ)は、3月末に発売したスポーツ用多目的車(SUV)クーペ「BMW X2」とEVモデル「iX2」の購入申し込みが1600台以上あり、うちiX2が80%を占める。EV「i7 M70 xDrive」発売も控えており、今年のEV新車販売は全体の40%以上に拡大すると見込む。

 台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は、3月にEVのSUV「EQA」、「EQB」、「EQE」を発売した。5月からEV販売が全体の20%以上を占める見通しだ。続いてSUV「Gクラス」や「メルセデス・マイバッハ」のEVモデルを発売し、今年EVは計8車種になる予定だ。

MG車、3倍増

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の4月の新車登録台数は、前月比2.2%減、前年同月比8.5%減の1万2121台(トヨタ、レクサス含む)で、市場シェアは32.7%だった。台湾生産SUV「カローラクロス」が2268台、台湾生産小型商用車「タウンエース」が1765台で、車種別の上位2位を占めた。高級輸入車レクサスは2499台で、前月比2.5%減、前年同月比20.7%減少した。

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 2位の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は前月比7.32%減、前年同月比40.5%増の5113台(三菱、CMC、MG含む)だった。うち英MGは2130台で、前月比4.1%減、前年同月の2.9倍だった。台湾生産SUV「MG HS」が1627台で車種別3位だった。

 3位は、メルセデス・ベンツ台湾で、前月比24.0%増、前年同期比9.0%増の2435台だった。

輸入車シェア45.3%に縮小

 輸入車の4月新車登録台数は1万6794台で、前月比17.6%減少、前年同月比10%減少した。新車登録台数全体に占める割合は45.3%と、前月比4ポイント下落した。

 和泰汽車は、台湾市場全体の5月の新車登録台数は前年同月比6%減の4万台と予測した。

 

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