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「台湾で仕事されている皆さまは全民健康保険に加入していますか?」
「当たり前のことじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、申請しない限り、全民健保には入れません。台湾で何カ月間も働いてから全民健保に加入していないことに気付き、やっと申請した例もあります。もし、保険に加入しておらず、病気になってしまったら医療費は全額自己負担になってしまいます。
台湾に着任したばかりの方、全民健保に加入していますか?いま一度確認してみてください。
外国人の全民健保加入資格
台湾で居留証明文書(外僑居留証、外僑永久居留証)を保有しており、台湾滞在が連続して満6カ月に達した日、あるいは1回の出境が30日未満で、滞在期間から出境日数を減じた日数の合計が6カ月に達した日から全民健保に加入できます。
・合法的に雇用されている場合は、就業を開始した日から全民健保に加入できます。
全民健保加入手続き
こちらで紹介するのは、一般企業に雇われる労働者の場合です。労働部労働力発展署による労働許可を得た場合、上記の加入資格「合法的に雇用されている場合…」に該当し、居留証の申請ができてから、全民健保への加入が申請できます。全民健保だけにするか、労工保険と一括での加入を申請することもできます。
申請は郵送またはインターネットでできます。外国人の場合、居留証と労働許可のコピーが必要なので、郵送での申請がお勧めです。
申請表(衛生福利部中央健康保険署HPから取得)の必要項目を記入し、会社、責任者、担当者それぞれの印鑑を押印して、居留証と労働許可のコピーを同封して、健康保険局に郵送すれば、(申請表に書いた申請日付から)保険に加入したことになります。
必要項目を記入する時に、「投保金額」という項目があり、この投保金額は実際の給料額ではなく、政府による投保金額一覧表に基づいて決められた金額です。
全民健保カードの申請も
申請をしただけでは未完成です。病院の診察時に必要な保険カードの申請「請領健保険IC卡申請表」が別途必要です。初めての申請は無料ですが、カードを紛失したり、写真やデータの変更、2回目以降の申請には、200台湾元がかかります。
保険カードに顔写真を載せるか載せないかも選べます。写真を載せない場合、診察の際に、保険カード以外に居留証かパスポートなど写真付き証明証も提示しなければならないので、写真を載せる方が便利だと思います。
なお、居留証明文書の有効期間が切れれば加入資格を失うので、全民健保の脱退手続きをとらなければなりません。また、台湾市民と同様に、出境が6カ月以上に及ぶ予定の際は、健康保険法細則第37条および第39条の規定により、全民健保を脱退し、入境後に再度加入することもできます。
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