ニュース 商業・サービス 作成日:2024年7月4日_記事番号:T00116225
書店・雑貨チェーン大手、誠品生活(エスライト・スペクトラム)は3日、台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅前(桃園市中壢区青埔)で、2028年末に5000坪の大型店舗をオープンすると発表した。25年に着工するプリント基板(PCB)大手メーカー、臻鼎科技(ZDT)の13階建て本社ビルの1~4階に入居する。桃園市で初めての大型の路面店となる。4日付経済日報が報じた。
誠品生活の呉・董事長(右)とZDTの沈・董事長(左)は3日、賃貸契約を締結した(3日=中央社)
誠品生活の呉旻潔(マーシー・ウー)董事長は、高層階ではなくあえて1階に書店を設置する予定で、店に入ればほっとくつろげると語った。青埔エリアの若い小家族に、飲食や子育て、アウトドアやファッションも提供すると説明した。
ZDTの沈慶芳・董事長は、台湾に帰るたびに誠品を訪れており、書店は心が満たされるので、小型ホテルの誘致も考えたが、誠品に1~4階を貸し出すことにしたと語った。賃貸契約は20年。沈・董事長は、末永く付き合いたいと述べた。
新竹や高雄も大型店
誠品生活の呉・董事長は、6直轄市全てに大型の路面店を設置する計画だと語った。台北市、桃園市、台中市、台南市は確定しており、新竹県竹北市と高雄市で、候補地を探しているところだ。台南市南区に計画している6000坪の大型店舗は、来年オープンする予定だ。
新北市新店区では、23年10月にオープンした商業施設、裕隆城(ユーロンシティー、YES!LIFE裕隆城)の地下1階~地上4階に旗艦店、誠品生活新店をオープンした。呉・董事長は、平日は毎日1万5000人が訪れており、夏休みは平日は2万人以上、休日は4万人以上に上ると説明した。
誠品生活新店は、今年の売上高40億~50億台湾元(約200億~250億円)を見込む。誠品生活は今年、台湾の全店舗の黒字が目標だ。
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