ニュース その他分野 作成日:2024年8月1日_記事番号:T00116737
行政院主計総処は31日、第2四半期(4〜6月)の域内総生産(GDP)成長率は5.09%(概算値)と発表した。5月時点の予測から0.09ポイント引き下げたものの、5四半期連続のプラス成長だった。主計総処の王翠華・総合統計処簡任視察は、世界の末端需要の回復が遅れているほか、AI(人工知能)商機がまだ不確定なため、モノの輸出が予想に届かなかったものの、企業の投資が増加しており、台湾経済は安定成長していると説明した。下半期(7~12月)の予測が変わらない場合、2024年通年のGDP成長率予測は3.91%と、従来の予測から0.03ポイント引き下げられる見通しだ。1日付経済日報などが報じた。
第2四半期のモノとサービスの輸出の成長率は7.87%で、従来予測より3.35ポイント引き下げた。
資本形成(設備投資と在庫変動)の成長率は15.34%で、従来予測より10.49ポイント引き上げられ、過去11四半期で最高だった。半導体設備の輸入は過去2番目の高水準だった。機械設備投資は6四半期ぶりのプラス成長だった。
個人消費の成長率は2.71%で、従来予測より0.12ポイント引き上げた。台湾株式市場の主要指標である加権指数の過去最高更新や、企業の賃上げで、小売業の売上高は前年同期比2.68%増加、飲食業は3.81%増加した。
上半期GDP成長率、5.81%
第1四半期(1〜3月)のGDP成長率は6.56%で、上半期は5.81%となった。5月時点の第3四半期(7〜9月)の予測値は3.01%、第4四半期(10〜12月)は1.39%だった。
主計総処は8月16日に、24年と25年のGDP成長率予測を発表する予定だ。
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