ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年8月2日_記事番号:T00116765
7月の新車登録台数は前月比9.8%増、前年同月比7.8%増の4万5678台で、過去3年6カ月で最高だった。台風3号(アジア名・ケーミー)の25日の上陸で、新車登録が2日減少したものの、自動車など大きな買い物は縁起が悪いとされる鬼月(旧暦7月、2024年は8月4日~9月2日)前の販売促進キャンペーンが奏功した。1〜7月の新車登録台数は前年比0.3%増の27万8181台で、同期として過去19年で最高だった。2日付工商時報などが報じた。
首位のトヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、前月比37.9%増、前年同月比2.9%増の1万6984台(トヨタ、レクサス含む)で、市場シェアは37.2%だった。車種別の首位は台湾生産のスポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」の4393台で、21年2月以降の最高だった。車種別の2位は、台湾生産の小型商用車「タウンエース」の2211台、3位は輸入SUV「RAV4」の2121台と続き、上位5位をトヨタ車とレクサス車が占めた。
高級輸入車ブランド、レクサスは前月比26.4%増、前年同月比5.1%減の3323台だった。
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)で、前月比7.8%増、前年同月比17.9%増の5037台(三菱、CMC、MG)だった。中華汽車が2022年から台湾で組み立て、販売好調だった英MGブランドは前月比15.3%減の1428台で、市場シェア3.12%、ブランド別10位以内から転落した。
経済部は7月30日、8月1日以降、中国ブランドや中国企業に買収された海外ブランドなど、いわゆる中国車を台湾で販売する場合、今年発売の新車は台湾生産比率15%以上、2023年までに発売した車種は台湾生産比率20%以上を義務付けると発表した。中国の上海汽車集団が買収したMGの販売に打撃となりそうだ。
輸入車好調、3~5割増
新車が大量に到着したことで、3位のベンツは2807台と、前月比18.1%増加、前年同月比43.0%増加した。
4位は台湾本田(ホンダ台湾)の2641台で、前月比16.7%増加、前年同月比53.9%増加した。台湾生産SUV「CR-V」は1364台で、車種別の6位だった。
5位はBMWの2192台で、前月比3.9%減少、前年同月比33.7%増加した。
輸入車の7月新車登録台数は前月比0.6%減、前年同月比5.4%増の2万1383台だった。新車登録台数全体に占める割合は46.8%と前月比4.9ポイント下落した。
ラクスジェンn7、EV首位
EVの新車登録台数は3545台だった。首位は裕隆集団の納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)の台湾生産EV「ラクスジェンn7」で1010台と、4カ月連続で1000台を上回った。EV市場シェアは28.5%だった。
2位はBMWの654台で、3位はEV大手テスラの645台だった。
和泰汽車は、8月4日から旧暦7月の「鬼月」に入るため、市場全体の8月の新車登録台数は2万9000台に減少すると予想した。
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