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航空各社の日本線好調、中秋節は予約率95%(トップニュース)/台湾


ニュース 運輸 作成日:2024年9月11日_記事番号:T00117458

航空各社の日本線好調、中秋節は予約率95%(トップニュース)/台湾

 台湾人の日本旅行人気が続き、航空各社の日本便予約が好調だ。中華航空(チャイナエアライン)は夏休みシーズンの8月の搭乗率が全路線で80%以上だった。日本便は週150便運航しており、中秋節(旧暦8月15日、2024年は9月17日)前後の▽東京、▽大阪、▽名古屋、▽高松(香川県)、▽福岡、▽沖縄──の予約率は95%を超えた。長栄航空(エバー航空)は10月29日から台北(桃園)〜青森線の運航を再開する。紅葉、クリスマス、年末年始が控えており、日本便は搭乗率90%以上が続く見通しだ。11日付工商時報などが報じた。

/date/2024/09/11/00airport_2.jpg中秋節前後の桃園空港のピークは15日で、13万3000人が利用する見通しだ(10日=中央社)

 アフターコロナや円安傾向を受け、日本旅行人気が続く中、日本便の運航再開や増便、機体の大型化が相次いでいる。日本の大都市だけでなく、地方都市のチャーター便の開設、継続決定も多い。

 エバー航空は10月29日から青森線を週3便運航する。新型コロナウイルス流行で運航を停止して以来、4年8カ月ぶり。

 星宇航空(スターラックス)は12月2日に台中~那覇(沖縄)線に就航する。クリスマスや年末年始の旅行需要を見越し、冬季スケジュールは台北〜福岡、熊本、仙台線で使用機材を大型化する計画だ。

 中華航空傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は、10月27日に高雄〜岡山線のチャーター便を開設する。来年1月中旬には、台北〜米子(鳥取県)線を就航する予定だ。

夏休み、9%増収

 中華航空の8月の連結売上高は前月比3.3%減、前年同月比9.0%増の177億4600万台湾元(約780億円)で、8月として過去最高だった。うち旅客事業の売上高は前年同月比3.5%増の111億9300万元だった。全路線で搭乗率が80%以上だった。夏休みの旅行や帰省で、日本線、韓国線が好調だったほか、米ニューヨーク、カナダ・バンクーバーの伸びが大きかった。

/date/2024/09/11/00china_air_2.jpg中華航空は、台北~東京(成田)線のCI100/CI101便で、エネオスの持続可能な航空燃料(SAF)を使用している(7日=中央社)

 エバー航空の8月の連結売上高は前月比0.3%増、前年同月比9.7%増の199億2700万元だった。3カ月連続で過去最高を更新した。うち旅客事業の売上高は129億8200万元だった。日本線は搭乗率90%以上、全体の搭乗率は約90%だった。

桃園空港、中秋節前後に90万人

 今年の中秋節(9月17日)は火曜日で、連休ではないが、休みを取って旅行に行く人も多いようだ。桃園国際空港の出入境者は、12〜18日の1週間で延べ86万〜91万人の予測で、航空機4959便が発着する予定だ。

 桃園空港の1〜8月の出入境者は延べ3000万人で、通年では4500万人に上る見通しだ。

 

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