ニュース 商業・サービス 作成日:2024年9月24日_記事番号:T00117654
新北市最大の複合商業施設、裕隆城(ユーロンシティー、YES!LIFE裕隆城)が新北市新店区で開業1周年を迎えた。来店客は累計1000万人、売上高は50億台湾元(約225億円)を超え、予想を上回る盛況だった。都市部の百貨店は、アフターコロナで、海外旅行先で高級ブランド品を購入する人が増え、伸び悩む一方で、郊外の地域密着型ショッピングセンター(SC)は、駅から離れていても、人口流入で、安定成長している。24日付経済日報などが報じた。
週末の裕隆城。オープンから半年以上が過ぎた今年4月時点でも賑わっていた(YSN)
裕隆城は昨年9月下旬にオープンした。地上7階、地下3階建て、営業面積は3万3000坪、新北市で最大の商業施設だ。 地下1階~地上4階には、書店・雑貨チェーン大手、誠品生活(エスライト・スペクトラム)が面積1万9000坪のアジア最大の旗艦店を出店している。27日から周年慶(創業祭)セールを開始する予定で、来店客が20%増加する見込みだ。
5階に宜得利家居(ニトリ台湾)や台湾無印良品(MUJI台湾)など、全フロアで計250ブランドが出店し、6〜7階はレストラン街やシネマコンプレックスの威秀影城(VIESHOW CINEMAS)がある。衣食住、娯楽ニーズを満たし、地元住民が家族連れで1日中楽しめる。
人口流入でSC好調
新北市新荘区の大型ショッピングセンター、宏匯広場は、1〜8月売上高が前年同期比18%増の41億元だった。柯愫吟・執行董事は、住宅建設で周辺人口が増えたと説明した。通年の売上高目標は20%増の50億元で、会員は40万人を目指す。10月3日から開始する周年慶セールの売上高は18%増の7億元を目指す。
桃園エリアは、人口が1年で3万人以上流入した。桃園市中壢区のSC、大江国際購物中心(メトロウォーク)は、1〜8月売上高が前年同期比5.8%増加した。今年年初の改装で若者が増え、1階の売上高が10%増加した。通年の売上高は5%増が目標だ。桃園市蘆竹区のショッピングセンター、台茂購物中心(タイモール)は、1〜8月売上高が前年同期比1%増加した。
新竹市東区にある遠東集団の大型ショッピングセンター、遠東巨城購物中心(ビッグシティー)は、1〜8月売上高が5.4%増加した。通年の売上高は4%増が目標だ。
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