ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年9月27日_記事番号:T00117729
イタリアの高級車ブランド、フェラーリやマセラティの販売ディーラー、台湾蒙地拿(モデナ・モトーリ台湾)は26日、台中市南屯区文心南路に、マセラティの旗艦店をオープンした。香港、タイに続くアジア3カ所目、台湾初のマセラティのコーポレートアイデンティティ(CI)を導入したショールームだ。10月には隣にフェラーリ旗艦店をオープンする。投資額は計12億台湾元(約55億円)。モデナ・モトーリ台湾の劉冠甫・総経理は、中部には精密工業、電気自動車(EV)や自転車メーカー、人気ドリンクスタンドのオーナーなど、隠れた富豪が多く、高級車の需要がかなり強いと説明した。27日付経済日報が報じた。
劉・総経理は、マセラティは台北市、台中市、高雄市に販売拠点があるが、中部の顧客のために、もっと広いショールームが必要だと語った。中部のマセラティ所有者は1200人以上。
世界のAI(人工知能)ブーム、半導体需要の高まりで、富裕層が増えており、高級車市場は今まさに成長している。今後は、AI・半導体ブームで儲けた「AI新貴族」が集まる新竹県市や台南市にも出店する考えだ。
マセラティ旗艦店は、新車の展示とメンテナンスなどアフターサービス、認定中古車の販売を行う。面積は2500坪余り。投資額は6億元。台中市南部の生活圏に位置し、国営台湾鉄路(台鉄)大慶駅や、台中都市交通システム(MRT)豊楽公園駅が近い。
周辺には、ポルシェやランボルギーニなど高級車ブランドの販売拠点がある。BMWやポルシェなどの販売ディーラー、汎徳永業汽車(パン・ジャーマン・ユニバーサル・モーターズ)は19日、南屯区の1209坪の土地を取得した。BMWのショールームを2029年にオープンする計画だ。文心南路は高級車ブランドの激戦区となりそうだ。
中部は高級車即決
フェラーリやマセラティ、ポルシェなどの高級車は、数量限定モデルも多く、2000万〜3000万元の高値で販売されることも珍しくない。台湾人が限定枠を勝ち取り、所有者となることも少なくない。高級車愛好家は、限定モデルの情報があれば、価格が発表される前にこぞって予約しているという。
自動車メーカーによると、高級車購入の傾向は、地域で明らかな違いがある。中部は、好きかどうかが最優先で、価格やコストは二の次のため、決断が早い。一方、北部は現実的で、ブランドや性能、デザイン、希少性などと同時に、減価償却やコストを考慮する人が多い。南部は周りの影響を受けやすく、周りの人の好みや評価が新車購入に影響する。
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