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鴻海が世界最大サーバー工場、ソブリンAI需要で(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2024年10月9日_記事番号:T00117992

鴻海が世界最大サーバー工場、ソブリンAI需要で(トップニュース)/台湾

 電子機器受託製造サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)の劉揚偉・董事長は8日、グラフィックスプロセッサー(GPU)大手、米エヌビディアのAI(人工知能)向けBlackwell(ブラックウェル)GPU(画像処理半導体)「GB200」搭載サーバーの世界最大規模の工場をメキシコに建設する計画だと明かした。地政学的リスクが高まる中、多くの国が国家機密情報を扱うための「ソブリンAI(国家独自のAI、主権型AI)」を推進するのに伴い、AIサーバーに求められる機密性、安全性が高まり、サーバーの現地生産が増加すると指摘した。9日付経済日報が報じた。

/date/2024/10/09/00honhai_ryu_2.jpg劉・董事長。鴻海は今年、創業50周年を迎えた(8日=中央社)

 鴻海は8〜9日、年1回の成果発表会、鴻海科技日(鴻海テックデー、HHTD)を台北市の台北南港展覧館(TaiNEX)1館で開催する。8日は海外や台湾の取引先や提携先など2000人以上が出席した。

 エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が先日、ブラックウェル需要はクレイジーと語ったことを受け、劉・董事長は、フアンCEOが言う通り、GB200搭載のAIサーバー需要はクレイジーで、メキシコで建設するAIサーバー工場の生産能力は非常に巨大で、長さは450メートルに及ぶと説明した。

/date/2024/10/09/00honhai_ai_2.jpg鴻海テックデーの会場では、GB200搭載AIサーバーも展示した(8日=中央社)

 劉・董事長は、鴻海は垂直統合ができており、GPUやCPU(中央演算装置)などの半導体以外、液浸冷却システムを含め、GB200搭載AIサーバーの部品の80〜90%をグループ内で調達できると説明した。

 業界関係者によると、鴻海のAIサーバー生産拠点は現在、台湾や中国、米国、メキシコにある。

 

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