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ドリンクスタンド店舗数、月40店ペースで急成長【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2024年10月21日_記事番号:T00118164

ドリンクスタンド店舗数、月40店ペースで急成長【図表】(トップニュース)/台湾

 台湾の街中には、紅茶や緑茶、タピオカミルクティー(パールミルクティー)、果物の生搾りジュース(フレッシュジュース)など注文を受けてから店頭で作った飲料を販売するドリンクスタンドがあちこちにある。経済部の統計によると、ドリンクスタンドは2023年1月以降、月平均40.2店のペースで増加しており、今年5月末時点で1万6070店と、コンビニエンスストアに迫る勢いだ。20日付経済日報が報じた。

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■高雄市・台南市に3割以上

 県市別では、ドリンクスタンドは、高雄市が3045店で最も多く、▽台南市、2666店、▽台中市、2064店、▽新北市、1184店、▽桃園市、1147店、▽台北市、1043店──の順だった。高雄市と台南市の合計が5711店で全体の35%を占め、6直轄市の合計は1万1149店と、約7割を占める。

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 ドリンクスタンドは参入のハードルが比較的低い。近年、異業種提携や人気インフルエンサーとのコラボレーション商品など、新商品を次々と開発し、消費者の購買意欲を刺激している。

/date/2024/10/21/00naptea_2.jpgYouTuber(ユーチューバー)の滴妹(クラウン・ドゥー)が立ち上げたドリンクスタンド「再睡五分鐘(ナップ・ティー)」(YSN撮影)

 ドリンクスタンドの過去1年の出店ペースは月平均40.2店と、▽コーヒーショップ、月24.9店、▽かき氷店や豆花店(豆腐プリン)など、月14.1店、▽バー、月4.6店、▽茶館(ティーハウス)、月0.9店──と比べ高い。

 ドリンクスタンド、コーヒーショップ、バー、かき氷店、豆花店などを合わせた飲料店の数は、2万8193店。飲料店の人口当たりの店舗数は、台南市が1万人当たり21.4店で、最多だった。面積当たりでは、台北市が1平方キロメートル当たり12店で、最多だった。

■飲料業界、24年売上高1300億元へ

 飲料店は、2018年に売上高が1000億台湾元(約4700億円)を突破した。コロナ禍の20年は前年比0.1%増、21年は0.6%増と伸び悩んだものの、22年は11.9%増、23年は7.7%増と成長軌道を取り戻した。今年上半期(1〜6月)は前年同期比5.8%増の660億元で、過去最高を更新した。経済部統計処は、2024年売上高は1300億元を超え、過去最高を更新すると予測した。

/date/2024/10/21/00tsai_2.jpg台湾グルメの飲料の代表格といえば、ミルクティーに大粒のタピオカが入ったタピオカミルクティーだ。蔡英文・前総統は欧州訪問中の18日、ベルギーで台湾人夫婦が営むタピオカミルクティー店を訪れた(18日=中央社)

 

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