ニュース 商業・サービス 作成日:2024年12月24日_記事番号:T00119306
経済部統計処が23日発表した小売業界の11月の売上高は前月比6.6%増、前年同月比1.8%増の4381億台湾元(約2兆1000億円)で、過去最高だった。野球の国際大会、「プレミア12」のオープニングラウンドが台北大巨蛋(台北ドーム、台北市信義区)や台北市天母棒球場(天母スタジアム、士林区)などで開催されたことや、台湾代表の初優勝を祝うセールが繰り広げられたことが11月の売上高を押し上げた。統計処の黄偉傑・副処長は、12月は台北ドームで初めてコンサートが開催され、2024年通年の小売や飲食、卸売業界の売上高は過去最高を更新すると予想した。24日付経済日報が報じた。
小売業のうち、百貨店などの総合商品小売業の11月売上高は前年同月比5.9%増の1379億元だった。内訳は、▽百貨店、464億元(前年同月比3.1%増)、▽スーパーマーケット、214億元(9.4%増)、▽コンビニエンスストア、355億元(6.0%増)、▽量販店、213億元(7.4%増)──と軒並み増加した。プレミア12効果のほか、百貨店の周年慶(創業祭)セールや光棍節(独身の日、11月11日)セールも貢献した。
小売業界の1~11月の売上高は前年同期比2.5%増の4兆4186億元だった。
■飲食業、同月の過去最高
飲食業界の11月売上高は、前月比4.2%増、前年同月比7.2%増の854億元で、同月として過去最高だった。内訳は、▽レストラン業、682億元(前年同月比7.6%増)、▽飲料店業、110億元(3.6%増)、▽ケータリング業、62億元(9.7%増)──だった。
飲食業界の1~11月の売上高は前年同期比3.4%増の9412億元だった。
■卸売業、AIで好調
卸売業界の11月売上高は前月比4.9%減、前年同月比1.7%増の1兆709億元だった。9カ月連続で前年同月を上回った。人工知能(AI)需要で、機械器具業(コンピューター、携帯端末、電子・電力設備、機械や付属品など)が前年同月比6.2%増の4789億元だった。
■年末商戦や防寒グッズ
黄・副処長は、12月は台北ドームでのコンサート開催のほか、クリスマス、年末年始のカウントダウンイベントや尾牙(忘年会)など会食が増え、冬の冷え込みで防寒グッズや家電製品が売れると予想した。
経済部は、小売業の24年売上高は前年同期比3%増の4兆8500億元、飲食業は3%増の1兆340億元で、過去最高を更新すると予測した。
卸売業の24年売上高は前年同期比8%増の12兆8000億元で、過去最高を更新すると予測した。
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