ニュース 自動車・二輪車 作成日:2025年1月3日_記事番号:T00119412
2024年の新車登録台数は前年比4.3%減の45万7830台で、23年に次いで過去19年で2番目に多かった。トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、2月4日に今年25年の新車販売の市場見通しを発表する予定だ。業界関係者は、25年は昨年以上の好材料がなく、需要は鈍いと予想した。3日付経済日報などが報じた。
和泰汽車の24年新車登録台数は、前年比3.5%減の15万3526台(トヨタとレクサス)で、市場シェアは33.5%と、過去11年で最高だった。ブランド別では、トヨタは台湾生産車の首位、レクサスは高級輸入車の首位だった。車種別では、台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」が3万3788台で、首位だった。2位以下も、▽台湾生産の小型商用車「タウンエース」、2万2026台、▽輸入SUV「RAV4」、2万259台、▽台湾生産SUV「ヤリスクロス」、1万7052台──など、トヨタとレクサスが上位10位のうち6位を占めた。
カローラクロス(和泰汽車リリースより)
タウンエース(和泰汽車リリースより)
RAV4(和泰汽車リリースより)
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)で、前年比0.2%減の5万1224台で、市場シェアは11.2%だった。経済部が昨年8月1日から、中国ブランドや中国企業に買収された海外ブランドなどのいわゆる中国車を台湾で販売する場合、台湾生産比率15%以上を義務付ける規制を導入し、中華汽車が22年から台湾で販売している上海汽車集団(上汽集団)傘下のMGブランドも対象に含まれたが、SUV「MG HS」は1万694台で車種別の9位だった。
3位は台湾本田(ホンダ台湾)で、前年比11.9%減の2万6791台だった。
4位は台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)の2万6296台で、前年比7.6%増加し、過去最高を更新した。5位は韓国の現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店、南陽実業の2万2691台で、前年比2.3%増加した。6位はBMWの2万332台で、前年比14.7%増加し、過去最高だった。7位は裕隆日産汽車の1万9842台で、16.7%減少した。
24年の輸入車の新車販売台数は前年比1.8%減の22万503台だった。市場シェアは48.2%で、前年比1.2ポイント上昇した。
■ラクスジェン、EVの2位に
24年の電気自動車(EV)の新車登録台数は前年比53.5%増の3万8034台だった。首位は、テスラが前年比16.1%増の1万5276台で、過去最高だった。SUVの「モデルY」が8634台で、EVの車種別首位だった。
2位は、昨年納車を開始した裕隆集団の納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)で、台湾生産EV「ラクスジェンn7」が7121台だった。
■12月、4.3%減
24年12月の新車販売台数は前月比5.4%増、前年同月比4.3%減の4万1302台だった。輸入車は前月比3.3%増、前年同月比0.4%減の1万9875台だった。シェアは48.1%で、前月比1.0ポイント下落した。
和泰汽車は、1月の新車登録台数は前年比6.7%減の4万2000台と予想した。春節(旧正月、2025年は1月29日)連休があるためだ。
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