ニュース 自動車・二輪車 作成日:2025年2月20日_記事番号:T00120172
韓国の現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店の南陽実業は19日、ヒョンデの高級ミニバン(多目的乗用車、MPV)「スターリア」の新モデル「スターリアCEO Bose」を3月に発売する予定と発表した。価格は224万8000台湾元(約1040万円)。企業の経営者やオーナーをターゲットにする高級ミニバン市場は、トヨタの最高級ミニバン「アルファード」やレクサスの輸入高級ミニバン「レクサスLM」などが人気で、競争が激化しそうだ。20日付経済日報が報じた。
ヒョンデスターリアCEO Boseは、BOSEサウンドシステム搭載で、ラグジュアリーな乗り心地を実現する(南陽実業リリースより)
スターリアは2022年の台湾発売以来、3000台以上売れた人気車種。24年の新車登録台数は前年比24.8%増の1157台で、同クラスの市場シェア32.2%だった。
スターリアは航空旅客機のファーストクラスのような座席、広い乗車空間が特徴で、自動運転レベル2(部分運転自動化)の先進運転支援システム(ADAS)「ヒュンダイスマートセンス」を搭載している。スターリアCEO Boseは、さらにBOSEサウンドシステムを搭載し、車速に応じて自動的に音量や音質を調整する機能で、市街地でも高速道路でもより良い音楽体験ができる。
スターリアの年間販売目標は1200台。スターリアCEO Boseが加わり、年間100台上乗せが見込まれる。
■高級ミニバン市場拡大
かつて経営者の車といえば、メルセデス・ベンツのSクラス、BMWの7シリーズ、レクサスLSなど高級セダンが主流で、年間の市場規模は約3600台だった。
高級ミニバンは、車内が広いことが経営者やオーナーに好まれ、トヨタのアルファードやレクサスLMが人気となった。高級セダン市場は約半分に縮小した。
トヨタのアルファードやレクサスLMの年間割当台数は1000台足らずで、納車待ちは3000~4000台に上る。購入者は、値引き交渉をしないどころか、納車後に価格を上乗せして転売するケースさえみられる。
今年は日本のトヨタの増産で、アルファードの納期は4年から2年に短縮するようだ。
レクサスLMは、中国の自動車市場の低迷を受け、中国向けを予定していた1000台が台湾に割り当てられるようだ。
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