ニュース 商業・サービス 作成日:2025年4月10日_記事番号:T00121036
内政部移民署の速報値では、第1四半期(1~3月)の訪台旅行者は前年同期比3%増の210万人だった。陳世凱・交通部長は9日、米国の関税政策など不確実要素が多く、観光への打撃も注視しているが、第2四半期(4~6月)は前期比3%増を目標とすると述べた。25年の目標は延べ1000万人で変わらず、夏季ダイヤで国際線や両岸(中台)線の11路線が新規就航、再開する予定だ。10日付聯合報などが報じた。
陳・交通部長は9日、立法院交通委員会で、国際観光客や国際空港について報告した。
陳・交通部長は9日、海外の観光客に、アジア旅行で台湾が真っ先に選ばれるよう、検討すると説明した(9日=中央社)
李昆澤・立法委員(民進党)は、24年の台湾人の海外旅行者は1684万9683人で、新型コロナウイルス流行前の19年の98.52%まで回復した一方、訪台旅行者は785万7000人で、19年の66.23%にとどまったと指摘した。国際観光客にとっての台湾は、台北101、阿里山のイメージで変わっておらず、もっと地域の特色を打ち出し、旅行のクオリティーを向上させるべきと主張した。
陳・交通部長は、国際観光客に台湾のイメージが十分伝わっていないのは事実で、今後はマーケティングを見直すほか、商店街との協力やデジタルツールの活用で、旅行のクオリティーを向上すると説明した。観光人材を育成するため、年内に観光研訓院を設立する計画だと語った。
■国際線、73%に回復
25年の夏季ダイヤ(3月30日~10月25日)の国際線、両岸(中台)線は合計101路線で、コロナ前の73%まで回復した。運航便数は週2848便で、コロナ前の96%に上った。
夏季ダイヤでは、国際線や両岸線の11路線を新規就航、再開する予定だ。
4月13日から日本国際博覧会(大阪・関西万博、EXPO 2025)が開幕し、10月13日まで開催される。長栄航空(エバー航空)や星宇航空(スターラックス・エアラインズ)は4月18日から神戸空港の国際チャーター便を運航する。エバー航空は4月1日に高雄~大阪(関西)を週7便から週10便に増便しており、台北(桃園)~大阪(関西)は週21便と合わせ、大阪便が台湾の航空会社で最も多い。
タイガーエア台湾の董事長に黄世恵氏が8日、就任した。中華航空台湾支社の総経理だった(8日=中央社)
中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は、台北(桃園)~大分と米子(鳥取県)に就航する予定だ。高雄~仙台の就航も目指す。
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