ニュース 商業・サービス 作成日:2025年9月4日_記事番号:T00123922
交通部観光署(観光庁に相当)の統計によると、上半期(1~6月)の訪台旅行者は前年同期比10%増の419万7240人で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年の7割まで回復した。観光署は、25年目標の1000万人達成に向け、優遇策を拡大するなどして訪台旅行者を呼び込むと表明した。4日付自由時報などが報じた。
■日本人旅行者が最多
上半期の日本からの訪台旅行者は、前年同期比11.0%増加の延べ68万299人で、国・地域別で最多だった。続いて▽香港、57万431人(0.2%減)、▽韓国、53万1377人(4.4%増)、▽米国、35万9777人、▽フィリピン、31万2821人(37%増)──の順だった。
フィリピンの大幅増加は、昨年12月にマニラに台湾観光サービス分処を設立した効果のようだ。
観光署は、マニラで8月30〜31日に台湾観光のプロモーションを開催した(2日=中央社)
中国からの訪台旅行者は31万327人で、前年同期比65%増加した。国・地域別で最も伸びが大きかった。昨年8~9月以降、福建省の住民に対し、台湾の離島、馬祖列島(連江県)や金門県への旅行が再開されたことで、中国と馬祖や金門を結ぶフェリー航路「小三通」を利用した訪台旅行者が増えた。
6月の訪台旅行者は延べ60万6346人で、前年同月比6.1%増加した。国・地域別では、▽香港・マカオ、10万1484人(7.4%減)、▽日本、9万2741人(21.9%増)、▽韓国、4万7804人(7.5%減)、▽中国、4万6060人(49.0%増)──だった。
観光署は、香港からの旅行者が減少したのは、「25年7月5日に日本で大災難が起こる」と書かれた日本の漫画家、たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』が話題になったためと説明した。韓国からの旅行者の減少は、6月に大統領選挙があったためと分析した。
■海外旅行者、今年1800万人へ
上半期の台湾人の出境者は延べ914万1246人で、コロナ前の19年の水準を超え、過去最高となった。通年では1800万人を超える見通しだ。
上半期の日本への旅行者は327万2961人で、出境者の35.8%を占めた。続いて、▽中国、152万346人(16.6%)、▽韓国、83万2962人(9.1%)──の順だった。
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