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三井アウトレットパーク台南、来春に第2期オープン(トップニュース)


ニュース 商業・サービス 作成日:2025年9月12日_記事番号:T00124095

三井アウトレットパーク台南、来春に第2期オープン(トップニュース)

 三井不動産は11日、台湾高速鉄路(高鉄)台南駅前の三井アウトレットパーク(MOP)台南(台南市帰仁区)の第2期増床部分を2026年春にオープンすると発表した。台湾に初進出するマタニティ・ベビー用品店「西松屋」や食品スーパーマーケット「LOPIA(ロピア)」など47店舗が出店し、236店舗に増える。第1期と第2期が全フロアで接続しているほか、27年には高鉄台南駅や国営台湾鉄路(台鉄)沙崙駅とブリッジでつながり、駅から雨に濡れずに来店できるようになる。

/date/2025/09/12/00mitsui_2.jpg三井アウトレットパーク台南第2期の外観イメージ(三井不動産リリースより)

 2022年2月に開業した第1期は4階建てで店舗面積3万4000平方メートル、約190店舗。第2期増床で1万平方メートル拡張される。

 新たに出店する47店舗のうち、日本ブランドは12店舗。西松屋、ロピアのほか、生活雑貨「無印良品」、ファッション「GU(ジーユー)」など近隣住民の日常ニーズにも応える。

 レストランゾーンは、台湾初進出の韓国料理「美菜莉(ミナリ)」、台南市初出店のオムライス専門店「ポムの樹」、天丼「天吉屋」のほか、台南市で人気の火鍋(鍋料理)店「及水火鍋」が出店する。

 既存の屋外広場には新たな遊具も増設する。ファミリーにもやさしい施設づくりを目指す。

■環境にもやさしく

 第2期では、建物の屋上や駐車場に太陽光パネル約1000枚を設置し、南部の豊富な日射量を有効活用する。生み出されたクリーン電力は施設内で必要な電力使用量の約4割を賄う予定だ。発光ダイオード(LED)照明器具や雨水再利用型衛生器具なども採用する。

 三井アウトレットパーク台南は、グリーンエネルギー産業などの集積地、沙崙智慧緑能科学城(沙崙スマートグリーンエネルギーサイエンスシティー、SSGESC)計画の中心部に位置する。今後、コンベンションセンターや研究所の建設も予定されている。観光客だけでなく、コンベンションセンターへの来訪者やワーカー、研究者、学生などが交流するエリアとして注目されている。 

/date/2025/09/12/00mitsui2_2.jpg高鉄台南駅などと連結されるブリッジ(イメージ)(三井不動産リリースより)

 多数の住宅開発計画も進行しており、周辺1キロメートル圏内では、27年までに約6000世帯の増加が見込まれている。

 アウトレットパークは、三井アウトレットパーク台南のほか、三井アウトレットパーク台湾林口(新北市林口区)、の三井アウトレットパーク台中港(台中市梧棲区)がある。リージョナル型ショッピングセンター(RSC)の三井ショッピングパークは、ららぽーと台北南港(台北市南港区)、ららぽーと台中(台中市東区)の2カ所で、27年にららぽーと高雄(仮称、高雄市鳳山区)の開業を予定している。

 

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