ニュース 電子 作成日:2026年1月9日_記事番号:T00126273
AI(人工知能)サーバーなど電子機器の受託生産大手、▽緯創資通(ウィストロン)、▽緯穎科技服務(Wiwynn)、▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)──などは、2025年の連結売上高がいずれも過去最高を更新した。今年もAIサーバー需要で、さらに成長する見通しだ。9日付工商時報などが報じた。

ウィストロンは、25年の連結売上高が前年比2.1倍の2兆1900億台湾元(約10兆9000億円)で、クアンタを抜いた。初めて2兆元の大台に乗った。
25年のノートパソコン出荷台数は2410万台で、前年比19%増加した。デスクトップPCは1000万台で6%増加し、モニター・ディスプレイは960万台で、横ばいだった。
25年12月の連結売上高は前月比9.0%減、前年同月の2.5倍の2552億5500万元で、11月に次ぐ過去2番目の高水準だった。ノートPC出荷台数は260万台で、前月比40万台増加した。メモリー価格の高騰で、顧客の駆け込み調達があったためだ。デスクトップPCは100万台で前月比20万台増加し、モニター・ディスプレイは110万台で、20万台増加した。
25年の第4四半期(10~12月)の連結売上高は前期比27.0%増、前年同期の2.4倍の7209億4100万元で、過去最高だった。ノートPC出荷台数は690万台で、22年以降で最高だった。デスクトップPCは280万台で、モニター・ディスプレイは290万台だった。
ウィストロンは、26年末までAIサーバーの受注見通しが立っており、27年も増産する見通しだ。26年は北米の顧客の大口受注で、ネットワーク通信製品の売上高が10倍以上になる見込みだ。
また、メモリー価格の上昇とマイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)「Windows(ウインドウズ)10」のサポート終了で買い替えが進み、ノートPCやデスクトップPC、モニター・ディスプレイは第1四半期(1~3月)出荷台数が前期より減少するものの、前年同期を大幅に上回ると予測した。
■緯穎科技、純利益も倍増
ウィストロン傘下の緯穎科技の25年連結売上高は前年比2.6倍の9506億6300万元だった。粗利益率は8.3%で2ポイント低下した。純利益は2.2倍の511億1800万元で、過去最高だった。
緯穎科技は、昨年末に米国テキサス州のエルパソ工場を稼働した。26年末まで受注見通しが立っており、AIやデータセンター需要に応えるため、世界で増産すると説明した。
■クアンタ、50%増収
クアンタの25年の連結売上高は前年比50.5%増の2兆1200億元で、過去最高を更新した。ノートPC出荷台数は前年比1.3%増の4650万台だった。
25年12月の連結売上高は前月比41.2%増、前年同月比94.6%増の2724億9500万元で、過去最高だった。ノートPC出荷台数は前月11.4%減、前年同月比9.3%減の390万台だった。
25年第4四半期の連結売上高は前期比29.0%増、前年同期比53.0%増の6386億3700万元だった。ノートPC出荷台数は前期比14.2%減、前年同期比1.8%減の1090万台だった。
クアンタは、現在ほぼフル稼働だと説明した。AIサーバーの受注見通しは27年まで立っている。26年のAIサーバー売上高は前年の2倍以上となり、サーバー全体の売上高の80%を占めると予測した。
クアンタは、26年のノートPC出荷台数は業界平均並みと予測した。証券会社は、第1四半期は非需要期で、しかもメモリー供給不足のため、クアンタの第1四半期のノートPC出荷台数は前期より減少すると予測した。
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