ニュース 電子 作成日:2026年3月26日_記事番号:T00127585
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM台湾最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は25日、NAND型フラッシュメモリー大手の▽米サンディスク、▽キオクシア、▽韓国のSKハイニックス、▽ネットワーク機器最大手の米シスコシステムズ──を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額787億1800万台湾元(約4000億円)の出資を受けると発表した。4社の出資比率はそれぞれ2~4%。南亜科技は、AI向けメモリー需要の増加を受け、先進メモリー製造の設備投資に充てると説明した。26日付工商時報などが報じた。

キオクシアホールディングスは同日、子会社のキオクシアが南亜科技の第三者割当増資を引き受け、同社とのDRAM長期供給契約の締結を行うと発表した。払込期日は4月8日。
キオクシアホールディングスは、同社のソリッド・ステート・ドライブ(SSD)事業は、現在AI(人工知能)需要による急速な市場拡大で、今後さらなる成長が見込まれており、南亜科技から主要コンポーネントであるDRAMを中長期的に安定確保することが目的だと説明した。
SSDはパソコンなどに使われ、DRAMにデータを一時保存してからNAND型フラッシュメモリーにデータを長期保存する。
証券会社は、世界の主要なメモリー大手メーカーはAIデータセンター(AIDC)など向けの超高速DRAM、HBM(高帯域幅メモリー)の生産に注力する一方で、汎用DRAMやDDR4、DDR5の生産が縮小していると指摘した。南亜科技への出資で、DRAMを確保するほか、先進製造プロセスの研究開発(R&D)のコストとリスクを分担する狙いがあると分析した。
■SSD向けDRAM確保
4社は1株223.9元で、南亜科技の株式を合計3億5200万株を取得する。25日の終値226.5元と比べ、1.15%のディスカウント。
サンディスクは、子会社のサンディスク・テクノロジーが310億元で1億3868万5000株を取得する。出資比率は4%となる。サンディスクは、SSDなどNAND型フラッシュメモリー製品の世界最大手。
キオクシアは157億元で7000万株を取得する。出資比率は2%となる。キオクシアはNAND型フラッシュメモリーの世界3位だ。
SKハイニックスはSSDを手掛ける米国子会社、ソリダイムが160億元で7139万3000株を取得する。SKハイニックスは、NAND型フラッシュメモリー世界2位で、DRAMはサムスン電子に続く世界2位だ。

シスコは160億元で7150万株を取得する。
南亜科技の筆頭株主は台プラグループで、出資比率は50%以上。
【セミナー情報です】
ジャイアント・奇美・鼎泰豊。日台の絆を礎に世界を制した3大創業者の経営哲学セミナーを、4月24日に開催いたします。
検索は「ワイズ、3大創業者の経営哲学」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/127351.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722