ニュース 運輸 作成日:2026年4月2日_記事番号:T00127719
エネルギー輸送の要所のホルムズ海峡の事実上の封鎖で原油価格高騰が続く中、航空大手3社の中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、星宇航空(スターラックス・エアラインズ)は1日、7日から台湾出発便の燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を短距離路線は45米ドル、長距離路線は117米ドルに引き上げると発表した。2.6倍の引き上げで、2004年に燃油サーチャージの計算公式が制定されて以来、最高値となる。人気の東京線の航空券価格は13%上昇、長距離路線は10~15%上昇する計算だ。2日付経済日報などが報じた。
中華航空は2日、台北(桃園)~東京(成田)線で、人気ゲーム・アニメのポケットモンスター(ポケモン)のキャラクターを描いた特別塗装機の第2弾「ピカチュウジェットCI2」の運航を開始した(1日=中央社)
燃油サーチャージは、台湾中油(CPC)が公示する国際航空燃油価格を基に見直す。CPCが1日発表した国際航空燃料価格は、国際線は1リットル当たり1.2816米ドル、域内線は44.2台湾元(約220円)で、3月1日と比べ、それぞれ2倍に上昇した。
■自社で6割以上負担
中華航空は、長距離路線の燃油コストは旅客1人当たり524.03米ドル増加、短距離路線は112.99米ドル増加するが、そのうち77.67%、60.18%を自社で吸収すると説明した。2025年下半期(7~12月)の旅客便の燃油コストは152億元で、旅客便の営業費用の25.4%だった。
中華航空の陳漢銘・総経理は、原油価格が急騰する中、燃油サーチャージの調整は不可欠だと述べた。燃油サーチャージの引き上げ前に、多くの旅客が航空券を購入しており、今年1~4月の全路線の平均搭乗率は92%の高水準だと語った。
エバー航空は、長距離路線の燃油コストは1人当たり774.09米ドル、短距離路線は129.53米ドル増加すると説明した。それぞれ85%、65%を自社で吸収する。25年下半期の旅客便の燃油コストは225億5000万元で、営業費用の31.7%を占めた。
スターラックスは、長距離路線の燃油コストは258.69米ドル増加、短距離路線で59.92米ドル増加し、それぞれ64%と42%を自社で吸収する。25年下半期の燃油コストは営業費用の26.7%を占めた。

中華航空傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は燃油サーチャージを徴収していない。黄世恵・董事長は1日、原油価格上昇は、ダイナミック・プライシング(価格変動性)で航空券価格に反映されると語った。
日本では、日本航空(JAL)は日本発台湾行きの6~7月発券分の燃油サーチャージを1万2400円に68%引き上げる。全日本空輸(ANA)は1万4300円に52%引き上げる。
■ツアー料金も値上がり
旅行会社最大手、雄獅旅行社(ライオントラベルサービス)や可楽旅遊旅行社(コーラツアー)は、長距離路線の団体旅行ツアー料金は3000~5000元上昇し、短距離は2000~3000元上昇すると予測した。
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