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鴻海がLFP電池量産、EVの垂直統合進む(トップニュース)


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2026年4月15日_記事番号:T00127919

鴻海がLFP電池量産、EVの垂直統合進む(トップニュース)

 電気自動車(EV)も手掛ける電子機器受託製造サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)の巫俊毅・広報担当は14日、高雄市の和発産業園区で今年、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を量産すると説明した。年産量は1.27GW(ギガワット)の計画だ。まずはバス、トラックなどの商用車に搭載する。このほか、全固体電池や半固体電池の研究開発(R&D)も継続し、EVの設計、部品、モジュール、完成車の組み立てまで垂直統合を進める。15日付経済日報などが報じた。

/date/2026/04/15/00honhai_2.jpg鴻海はモデルU、モデルCなどのほか、フォックストロンの自社ブランド「ブリア」を展示している(鴻海リリースより)

 鴻海は14日に開幕したカーエレクトロニクスの国際展示会、台北国際車用電子展(オートトロニクス台北)に出展し、「スマートEVの垂直統合」をテーマに、EV完成車や重要部品、ソリューションを展示している。

 EV完成車のレファレンスデザインの▽スポーツ用多目的車(SUV)「モデルC」の新モデル、▽ミニバン(多目的乗用車、MPV)「モデルD」、▽小型バス「モデルU」──のほか、裕隆集団との合弁会社で、EVのCDMS(設計・製造受託サービス)を手掛ける鴻華先進科技(フォックストロン・ビークル・テクノロジーズ)の自社ブランドEV「ブリア」を展示している。

/date/2026/04/15/00show_2.jpgオートトロニクス台北の初日、企業や市民が数多く訪れた(14日=中央社)

 巫・広報担当は、モデルC新モデルは米国の法規に準拠して設計を調整したもので、まずは台湾で販売し、状況をみて、北米で販売する計画だと説明した。

 このほか、230Ah(アンペア時)の電動バスや商用車向け電池セルや駆動システム、SiC(炭化ケイ素)半導体やパワー半導体などを展示している。

■高雄でEV乗用車も製造

 巫・広報担当は、鴻海は高雄市で電動バスを生産しているほか、EVの乗用車の生産拠点を建設していると説明した。台湾での研究開発、設計、部品、モジュール、完成車までの一貫生産サービスがまもなく実現すると語った。台湾だけでなく、海外にも一部供給する計画だ。

 また巫・広報担当は、どの自動車ブランドも顧客になる可能性があると語った。台湾生産には輸出競争力があるが、もし関税などの問題で現地生産を求められれば、鴻海の世界24カ国・地域の拠点でも対応できると指摘した。

 日本では、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)と今年1月下旬、日本にバスメーカーを共同で設立することで最終合意した。巫・広報担当は、合弁会社が「モデルT」と「モデルU」をベースとして、日本や海外で販売する電動商用車を開発する計画だと説明した。

 巫・広報担当は、鴻海は自動車の重要部品も手掛けており、EV(四輪車)だけでなく、東南アジアで市場規模が大きい電動バイク(二輪車)や電動三輪車も検討していると説明した。

 

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