ニュース 運輸 作成日:2026年4月21日_記事番号:T00128021
中東情勢の緊迫化に伴う原油価格上昇を受け、航空大手3社の中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、星宇航空(スターラックス・エアラインズ)は20日、台湾出発の航空貨物便の燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を5月1日から2倍に引き上げると顧客に通知したようだ。欧米路線は1キログラム当たり41台湾元(約210円)から81元に、アジア路線は14元から28元に引き上げる。4月1日と15日に続く引き上げだ。21日付工商時報などが報じた。

台湾の航空会社は、4月1日と15日に欧米向け長距離の運賃をそれぞれ1キロ当たり4元、5元引き上げた。
海外の航空会社では、香港の国泰航空(キャセイパシフィック航空)が20日、5月1日から台湾出発の航空貨物便の燃油サーチャージを引き上げると顧客に通知した。欧米路線は1キロ当たり83元に84.4%引き上げる。香港や日本向けは28元に2倍に引き上げる。その他のアジア路線は29元へと、93.3%引き上げる。
台湾の航空会社は燃油サーチャージの引き上げに交通部民用航空局(民航局)の承認が必要なため、5月1日からの引き上げは4月の航空燃料のコスト増を反映している。
フォワーダー(貨物利用運送事業者)のオファー価格によると、燃油サーチャージを含まない台湾~米国線の直行便の運賃は1キロ当たり220~250元で、経由便は150~210元。AI(人工知能)関連や半導体、ネットワーク機器などの需要が強い。台湾~欧州の直行便は1キロ当たり180~200元で、経由便は120~140元だ。
業界では、燃油サーチャージ引き上げのほか、労働節(メーデー、5月1日)連休があるため、4月下旬の米国線の出荷が増えると予想されている。
■旅客便も値上げ予想
旅客便では、中華航空、エバー航空、スターラックスは7日から、台湾出発便の燃油サーチャージを短距離路線は45米ドル、長距離路線は117米ドルと、2.6倍に引き上げた。
燃油サーチャージは、台湾中油(CPC)が公示する国際航空燃油価格を基に毎月見直している。CPCは5月1日に燃油価格を発表する予定で、航空会社は5月7日にも旅客便の燃油サーチャージを引き上げるとみられる。
■海運も値上げ
海運大手、万海航運(ワンハイラインズ)は14日、5月1日からアジア線の運賃を1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり100米ドル、1FEU(40フィートコンテナ換算)当たり200米ドル引き上げると発表した。
フォワーダーによると、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)は今週、中国北部と中国中部~東南アジア線でそれぞれ1TEU当たり25米ドル、1FEU当たり50米ドル引き上げる計画だ。
【セミナー情報です】
ジャイアント・奇美・鼎泰豊。日台の絆を礎に世界を制した3大創業者の経営哲学セミナーを、4月24日に開催いたします。
検索は「ワイズ、3大創業者の経営哲学」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/127351.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722