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南部の販売員で月給3.5万元、地域格差が縮小傾向【図表】(トップニュース)


ニュース その他分野 作成日:2026年4月28日_記事番号:T00128152

南部の販売員で月給3.5万元、地域格差が縮小傾向【図表】(トップニュース)

 求人求職情報サイト大手、104人力銀行の調査によると、台中市や台南市、高雄市の一般事務や販売員の月給は中央値が3万5000台湾元(約17万7000円)で、新北市と同水準か1000元差、台北市と2000~3000元差に縮小している。104人力銀行は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の中南部での工場拡張を受け、テック人材が中南部に移住、就職し、社内でサポート業務を担当する一般事務職、小売や飲食店の店員などの給与水準も押し上げられていると指摘した。28日付聯合報が報じた。

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 104人力銀行の調査によると、一般事務の給与の中央値は、▽新北市、台中市、台南市、高雄市、3万5000元、▽台北市、3万8000元──だった。販売員は、▽台中市、台南市、高雄市、3万5000元、▽新北市、3万6000元、▽台北市、3万8000元──だった。

 カスタマーサービスは、▽新北市、台中市、台南市、高雄市、3万8000元、▽台北市、4万元──で、新北市と中南部が同水準だった。

 保険の営業は、▽新北市、4万元、▽台中市、台南市、高雄市、4万5000元、▽台北市、5万元──と、中南部が新北市を上回った。

 1111人力銀行の荘雨潔・広報担当は、カフェチェーンが台南市や高雄市で出店する場合、ホールスタッフの給与を新北市より高く、台北市に近い水準で提示するケースがあると指摘した。テック業の南部進出を受け、南部にUターン就職する人が増えたことで、サービス業が南部で高い給与を提示して求人している状況で、将来は給与水準がもっと上昇すると予測した。

■中南部の就職希望が増加

 104人力銀行の鍾文雄・副総裁兼人材永続長は、北部を離れ、南部に移住や就職する「南漂」は、もはや「都落ち」ではないと分析した。

 104人力銀行のデータによると、今年1月時点の中南部での就職希望者は前年同月比13%増加し、北部での就職希望者の11%増を上回った。

 中南部では、電子や情報通信技術(ICT)産業の求人倍率が2.27~2.62倍に上る。求職者1人当たり2件以上の求人がある計算だ。

 104人力銀行の調査によると、ソフトウエアのエンジニアの場合、新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)がある新竹県市が、給与の中央値6万9000元で最も高い。台北市や新北市は6万元、台中市は5万2000元、高雄市は5万元と、地域格差はまだ大きい。

■物価安くマイホーム購入も

 104人力銀行の鍾・人材永続長は、中南部では従来、台北市で就職する「北漂(上京)」し、家賃が比較的安い新北市に住み、台北市に通勤する人が多かったが、近年、新北市の物価も上昇し、中南部で働く方が貯金が貯まると指摘した。

 ある高雄市出身で30代後半の女性は、北部で進学し、卒業後も台北で就職し、10年以上働いていたが、1~2年前、南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)の半導体企業にUターン就職した。近年、北部の家賃がどんどん上昇する一方、南部の給与水準も向上しているので、台北にとどまる必要がなくなったと語った。北部では一生家が買えないが、将来、南部でマイホームを購入する計画だ。

 ある竹科で10年以上働いた台北出身の男性は、南科の企業に引き抜かれて就職し、台南市で住宅を購入した。男性は、南部は物価が安く、北部より広い住宅が購入でき、最近は両親も南部に引っ越してきて、三世代で暮らしていると語った。