ニュース 自動車・二輪車 作成日:2026年5月22日_記事番号:T00128610
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は21日夜、トヨタ車を台湾で製造する合弁会社の国瑞汽車が10月から桃園市の観音工場でトヨタのミニバン「ノア」と「ヴォクシー」を生産し、日本に輸出する予定だと認めた。和泰汽車は同日に開催した業績説明会で、2026年の新車販売市場規模は1月に発表した前年比6%増の44万台の予測で変更はないと説明した。自動車業界で、悲観的な予測が相次ぐ中、和泰汽車は楽観的な見方で据え置いた。22日付工商時報などが報じた。
和泰汽車の翁銘倫・広報担当(21日=中央社)
和泰汽車は、ノアとヴォクシーは日本の富士松工場(愛知県刈谷市)で生産しているほか、10月から国瑞汽車の桃園市の観音工場でも生産し、日本と台湾で並行生産すると説明した。
公式サイトによると、国瑞汽車は1984年設立。出資比率は、▽トヨタ、65%、▽日野自動車、5%、▽和泰汽車、30%──。年産能力は20万台で、中壢工場が12万台、観音工場が8万台。

■和泰汽車の目標も維持
和泰汽車は、中東紛争の影響で原油価格が高騰し、地政学的リスクが上昇しているものの、今年の新車販売市場見通しは44万台で変更はないと説明した。AI(人工知能)需要が経済成長を牽引していることや、自動車とバイクに対する買い替え補助金の支給延長や米国製乗用車の台湾輸入ゼロ関税見通しなどが理由だと説明した。
和泰汽車の自社の販売目標も16万5000台、市場シェア37.5%で据え置いた。内訳は、▽トヨタ、13万台、▽レクサス、2万8500台、▽日野自動車、6600台──。
和泰汽車は、1月に発売した輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」新モデルの購入申し込みは1万5000台を超えており、予想以上だと説明した。トヨタと輸入割り当て台数の引き上げを交渉しており、今年通年の3万台の目標は達成できる見通しだと説明した。

5月5日に発表したカローラシリーズの誕生60周年記念の特別仕様車は、購入申し込みが600台を超えたと説明した。4月に発売したレクサスの輸入高級セダン「ES」の新モデルの購入申し込みは1500台と説明した。
和泰汽車は、米国製の大型SUVやピックアップトラックの台湾輸入の可能性についてトヨタと検討を続けていると説明した。
一方、自動車大手の裕隆集団は20日、台湾市場の26年の新車販売台数予測を「横ばいか小幅な増加」へと下方修正した。
台湾本田(ホンダ台湾)は3月末時点で、台湾新車販売市場見通しは42万台と予測した。業界で最も悲観的な予測だ。
■日野の販社5社買収
和泰汽車が13日に発表した第1四半期(1~3月)の連結売上高は前年同期比2.4%減少の713億3100万台湾元(約3600億円)だった。純利益は11.4%増の44億3000万元だった。
和泰汽車の4月の連結売上高は前月比25.0%増、前年同月比30.0%増の301億6000万元で、初めて300億元の大台に乗った。台湾生産SUV「カローラクロス」と輸入SUV「RAV4」の販売が好調だったほか、日野自動車の連結子会社だった南関東、北海道などにある販売会社5社の株式の80%を4月1日に取得したためだ。5社の売上高は36億元で、12%を占めた。
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