ニュース 電子 作成日:2026年5月25日_記事番号:T00128638
グラフィックスプロセッサー(GPU)大手、米エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)は23日、台湾入りした。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家(シーシー・ウェイ)董事長や人工知能(AI)サーバーやノートパソコンなどの電子製品受託生産最大手、広達電脳(クアンタ・コンピューター)の林百里(バリー・ラム)董事長らを訪ねる予定とされる。半導体プラットフォームの「Vera Rubin(ベラルービン)」を搭載するAIサーバーの量産などについて協議するとみられる。25日付工商時報などが報じた。
エヌビディアのフアンCEOは23日午後、プライベートジェットで台湾に到着し、台北松山空港で、報道陣の質問に答えた(23日=中央社)
エヌビディアのフアンCEOは23日午後、台北松山空港で報道陣の質問に答え、台湾のサプライヤー100~150社がベラルービンに協力し、今年下半期(7~12月)は非常に忙しくなると語った。
フアンCEOは6月2~5日に開催されるアジア最大級の情報技術(IT)見本市、台北国際電脳展(コンピューテックス台北)の開幕に先立ち、1日に基調講演を行う予定だ。
フアンCEOは24日夜、TSMC創業者の張忠謀(モリス・チャン)夫妻と会食した。TSMCをはじめ、サーバーや放熱、電源、受託生産の提携企業と交流する予定があるかと報道陣に質問され、フアンCEOは「多くの提携パートナーと会う予定だ」と答えた。クアンタの林・董事長にも会いたいし、TSMCの魏・董事長とは26日夜に会う予定だと語った。
クアンタの林・董事長や梁次震・副董事長とは25日に面会する予定とされる。フアンCEOは近年の訪台の際、まずTSMCの張夫妻と食事し、その後TSMCや電子機器受託製造サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)を訪れていた。今回はクアンタから訪問するようで、ベラルービンでは、クアンタとの提携が深まるとみられている。クアンタは24日、25日の面会予定について、ノーコメントだった。

エヌビディアは北投士林科技園区(北士科、北投区、士林区)に本部を設ける予定で、フアンCEOは、27日に着工式典を行うと語った。台北市政府は、エヌビディアはまだ本部の建築許可を申請していないと説明した。フアンCEOは早ければ今週、蒋万安・台北市長を訪問するようだ。
関係者によると、フアンCEOはクアンタやTSMCのほか、鴻海、緯創資通(ウィストロン)などを訪問する予定だ。28日には、サプライチェーン関係者を招いて会食する予定とみられる。
■数十米ドル追加投資
20日から台湾を訪問中の米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のリサ・スー(蘇姿丰)CEO(最高経営責任者)は21日、人工知能(AI)需要に対応するため、台湾のサプライヤーとの提携拡大に100億米ドル以上を投じると発表した。22日付中国時報などが報じた。)
ひと足早く20日に台湾に到着した米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のリサ・スー(蘇姿丰)CEO(最高経営責任者)が21日、台湾のサプライヤーとの提携拡大に100億米ドル以上を投じると発表したことに対し、フアンCEOは、「われわれは既に台湾に数百億米ドルを投資した。今後、さらに数十億米ドルを投資する予定だ」と語った。
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