ニュース その他分野 作成日:2026年6月1日_記事番号:T00128776
行政院主計総処は29日、2026年の実質域内総生産(GDP)成長率予測を9.64%へと、2月時点の予測から1.93ポイント上方修正した。世界金融危機(リーマンショック)の反動が出た10年(10.63%)以降の過去16年で最高だ。AI(人工知能)特需が続き、世界のデータセンター向けサーバー輸出が増加している。30日付工商時報などが報じた。

主計総処総合統計処の蔡鈺泰・処長は、クラウドサービスプロバイダー(CSP)がデータセンター増設のため、台湾からサーバーを大量に調達していると説明した。サーバーや関連製品は、23年の輸出比率が10%未満だったが、24年に20%近くに拡大、25年は30%近く、26年は40%まで上昇する見通しだと説明した。
26年の輸出総額は前年比39.8%増加の8945億米ドルと予測した。モノとサービスの輸出の実質成長率予測は19.93%と、7.25ポイント上方修正した。
民間投資の実質成長率予測は6.43%と、2.19ポイント上方修正した。世界のAIインフラ需要を受け、半導体やパッケージング・テスティング(封止・検査)、メモリーなどのメーカーが次々と設備投資を引き上げ、生産能力を増強している。
個人消費の実質成長率予測は3.60%と、1.09ポイント引き上げた。
蔡・処長は、株高で個人消費が押し上げられると説明した。

■Q1成長14.55%、過去48年で最高
第1四半期(1〜3月)のGDP成長率の速報値は14.55%へと、4月時点の概算値より0.86ポイント上方修正した。過去48年で最も高かった。
需要項目別の第1四半期成長率は、▽モノとサービスの輸出、35.76%、▽輸入、26.34%、▽民間投資、5.79%、▽個人消費、4.74%──など。
第2四半期(4~6月)以降のGDP成長率予測値は▽第2四半期、10.83%、▽第3四半期(7~9月)、9.44%、▽第4四半期(10~12月)、4.65%──だった。

■1人当たりGDP、4.56万ドル
26年の消費者物価指数(CPI)上昇率は1.93%の予測で、0.25ポイント上方修正した。26年の1人当たりGDP予測は4万5610米ドルに従来予測より1610米ドル引き上げた。
25年のGDP成長率は8.76%へと、概算値より0.08ポイント上方修正した。25年第4四半期は12.95%に上方修正した。25年の1人当たりGDPは3万9515米ドルとなった。
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