ニュース 食品 作成日:2026年7月8日_記事番号:T00129477
衛生福利部(衛福部)の石崇良・部長は7日、食用油メーカー、中聯油脂(セントラル・ユニオン・オイル、CUOC)が生産した大豆サラダ油から、基準値を超える発がん性物質のベンゾピレンなどが検出された問題で、報告の遅延や虚偽の記載などで被害が拡大したとして、中聯油脂に対し、食品安全衛生管理法(食安法)違反で、罰金1億6520万台湾元(約8億4000万円)を科すと表明した。食の安全を揺るがす問題で、過去最高額の罰金だ。食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は同日、問題の食用油の含有率が20%未満の調合油(ブレンド油)やサラダドレッシング、インスタント食品や調理済み食品など175品目も回収対象に追加し、8日午後12時までに232品目を回収するよう命じた。8日付中国時報などが報じた。
石・衛福部長は、中聯油脂が4~6月に生産した製品に対し、全ロット検査を改めて実施すると説明した(8日=中央社)
中聯油脂は1995年、▽泰山企業、▽福寿実業、▽福懋油脂(フォルモサ・オイルシード・プロセッシング、FOPCO)──が共同で設立した企業だ。
食薬署の調査によると、中聯油脂が今年4月に問題の食用油を自主検査した際、発がん性物質のベンゾピレンの検出量は1キログラム当たり1.6マイクログラムで、基準値を下回っていた。卸し先の南僑油脂事業は5月13日の検査で、基準値の2倍のベンゾピレンを検出したが、すぐ当局に報告しなかった。6月10日の自主検査でも基準値を超えたため、仕入先の福寿実業に連絡した。
福寿実業は6月11日、中聯油脂に連絡した。中聯油脂は当局にすぐに報告せず、6月15日の定例会議を開催し、▽泰山企業、▽福寿実業、▽福懋油脂(フォルモサ・オイルシード・プロセッシング、FOPCO)──にも情報を共有した。中聯油脂は2回目の自主検査後、6月30日に当局に報告した。

食薬署は、中聯油脂は故意に報告を遅らせ、虚偽の生産量を報告し、回収の責任を回避しようとしたことで、取引先や消費者に深刻な損失を与えたとして、食安法違反で罰金1億6520万元を科すと説明した。
台中市政府は、中聯油脂、福寿実業、福懋油脂に対し、報告遅延を理由に、食安法違反でそれぞれ罰金300万元を科すと発表した。彰化県政府は、泰山企業に対し、通報遅延と調査回避を理由に、合計600万元の罰金を科す。台北市政府は、南僑油脂事業が自主検査の結果を仕入先に通知しただけで、当局に報告しなかったとして、罰金300万元を科す。
■43トン回収
7日午後2時までに回収した問題の食用油や製品は43トン余り。調合油12品目、含有率20%以上の製品45品目は店頭から撤去した。企業が発表した含有率20%未満の製品は175品目。
石・衛福部長は8日、泰山企業の調理油1ロットからベンゾピレンが基準値を上回る1キログラム当たり2.5マイクログラム検出されたと報告があったと述べた。ロットは特定している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722