ニュース 社会 作成日:2026年7月10日_記事番号:T00129534
中度(台湾基準。日本では強い~非常に強い勢力に相当)に勢力を弱めた台風9号(アジア名・バービー)が接近する中、中央気象署は10日午前5時30分、陸上台風警報を発令した。風速7級(毎秒13.9~17.1メートル)の暴風域(日本では強風域)は半径380キロメートルと、過去25年で最も大きく、あす11日未明に暴風域に入る見通しで、上陸する可能性は低い。台北市や新北市、桃園市、新竹県市など10県市は10日、公共機関・学校を休みにする「停班停課」措置を取った。中央気象署は、10日午後から雨脚が強まり、新北市や新竹県などは24時間降水量が350ミリメートル以上になると予測し、警戒を呼びかけた。12日未明に強風域を抜ける見通しだ。中央社電などが伝えた。
台風9号は午前8時現在、台湾本島の最南端、屏東県の鵝鑾鼻から東680キロの海上を時速25キロで北西に進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル(hPa)で、中心付近の最大風速は秒速45メートル。風速7級の暴風域は半径380キロで、過去25年で最も大きい。
中央気象署は、10日午後から北部や中部、南部の山間部で雨脚が徐々に強くなり、10日夜から11日にかけて、北部や中部の山間部は豪雨(24時間当たり降水量200ミリ以上、または3時間当たり100ミリ以上)以上の雨が降ると予測した。24時間降水量は、新北市、新竹県市、苗栗県、宜蘭県で350ミリに上り、台風9号がもたらす総雨量は新北市、桃園市、新竹県、苗栗県で600~900ミリに上ると予測した。
10日午後から各地で風が強まり、今晩は台南以北の海岸や恒春半島(屏東県)で9~10級(秒速20.8~24.4メートル、24.5~28.4メートル)の暴風が吹く予想だ。
■10日から欠航相次ぐ
▽台北市、▽新北市、▽基隆市、▽桃園市、▽新竹市、▽新竹県、▽苗栗県、▽宜蘭県、▽花蓮県、▽連江県(馬祖列島)──の10県市は10日、公共機関・学校を休みにする「停班停課」措置を取った。台中市と南投県は10日午後6時以降と11日に停班停課の措置を取る。
国営台湾鉄路(台鉄)は10日は通常通り運行すると発表した。台湾高速鉄路(高鉄)も通常運行する。
台北都市交通システム(MRT)と新北MRTは、12~15分間隔で運行する。桃園空港MRTは、休日ダイヤで運行する。
空の便は、10日は長栄航空(エバー航空)や中華航空(チャイナエアライン)、台湾虎航(タイガーエア台湾)の日本便を含む一部の国際線の出発を早めたり、遅延・欠航とした。11日は桃園国際機場を発着する台湾の航空会社の便を全便欠航とする。域内線も全便欠航とする。
■北部の百貨店も休業
百貨店最大手、新光三越百貨は10日、台北市、桃園市の店舗を休業とした。台中市の店舗は午後6時に閉店する。
遠東そごう百貨や微風広場(ブリーズセンター)も、台北市や桃園市、新竹市の店舗を休業した。遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)は、台北市の店舗を休業した。
台北101購物中心(台北101モール)や展望台も休業だ。
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