ニュース 電子 作成日:2026年8月6日_記事番号:T00130050
DRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は5日、南林科技園区(新北市泰山区)の5A新工場で、10ナノメートルの先進製造プロセスや極端紫外線(EUV)露光装置を導入するため、2026~29年に最大3466億台湾元(約1兆7000億円)を投じると発表した。過去最高の投資額だ。27年下半期(7~12月)に稼働し、29年に月産能力を3万5900枚まで引き上げる予定だ。AI(人工知能)時代のDRAM需要が今後も続くとみている表れだ。6日付工商時報などが報じた。

5A工場は、第2~5世代10ナノメートルプロセス(1B、1C、1D、1E)を採用し、南亜科技にとって最も重要な次世代DRAM生産拠点となる。27年下半期に生産を開始し、28年に月産能力を3万枚に、29年には3万5900枚に引き上げる予定だ。その後、市場の需要に応じて増産する。
南亜科技は、5A工場は最大4万5000枚を生産できると説明した。投資額は160億米ドルに上る見込みだ。
南亜科技は、今年の設備投資を697億元へと、34%引き上げる。
業界関係者は、台塑集団(台湾プラスチックグループ、FPG)傘下で安定経営の南亜科技にとって、過去最大の投資だと指摘した。受注が確実で、メモリー供給不足や大幅値上げが今後も続くシグナルだと分析した。
■Q2純利益、前期の2倍に
南亜科技が5日発表した第2四半期(4~6月)の連結売上高は825億4900万元で、前期比68.2%増加、前年同期の7.8倍となった。純利益は501億9200万元で、前期比92.6%増加した。前年同期は赤字だった。
上半期(1~6月)の連結売上高は1316億3600万元で前年同期の7.4倍、純利益は762億5200万元だった。前年同期は赤字だった。
あるサプライヤーは、メモリー大手の韓国のサムスン電子、SKハイニックス、米マイクロン・テクノロジーがAI向けの超高速DRAM、HBM(高帯域幅メモリー)やDDR5に生産を集中したことで、南亜科技がDDR4市場で最も価格決定権があると指摘した。

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