ニュース 電子 作成日:2026年8月14日_記事番号:T00130199
台塑集団(台湾プラスチックグループ、FPG)行政中心の呉嘉昭・総裁は、傘下のDRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が台湾で新工場建設を計画していることを認めた。消息筋によると、AI(人工知能)発展に伴うメモリー需要を受け、雲林県斗六市の雲林産業園区で、第4世代10ナノメートルプロセス(1D)以降の12インチウエハー工場を建設するようだ。投資額は4000億台湾元(約2兆円)近いとみられる。14日付経済日報などが報じた。

■屏東県でも検討か
情報筋によると、AI需要でメモリー供給不足が深刻化する中、南亜科技はフル稼働でも顧客の需要を満たせず、昨年下半期(7~12月)から新工場の用地を探していた。
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の工場拡張で、北部は電力の供給が逼迫(ひっぱく)している。南亜科技は、総統府と行政院に支援を依頼し、雲林県の雲林産業園区と、屏東県の南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)屏東園区が、新工場の候補地に挙がった。
消息筋によると、潘孟安・総統府秘書長は屏東県出身で、南亜科技の新工場が屏東県に設置されることを望んでいるが、南亜科技は何度か視察した結果、屏東園区は周辺のインフラ整備が不十分と感じ、雲林産業園区を優先候補に考えた。
南亜科技の経営陣は先週、潘・総統府秘書長を訪問し、まず雲林県で12インチ工場を設置する計画で、屏東県は今後の工場建設の際の候補とすると伝えたようだ。
■新北市にも新工場
台塑集団行政中心の呉・総裁は、南亜科技が台湾で新工場を建設する計画だと認めつつ、まだ用地は決まっていないため、場所は明かせないと述べた。投資額は、新北市泰山区の南林科技園区で建設中の5A新工場の3000億元余りを上回ると明かした。
5A新工場は現在、設備を搬入中で、2027年下半期(7~12月)に量産を開始する予定だ。月産能力は最大4万5000枚だ。
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