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AIDC、ボンバルディアの操縦室など受注(トップニュース)


ニュース その他製造 作成日:2026年9月8日_記事番号:T00130661

AIDC、ボンバルディアの操縦室など受注(トップニュース)

 軍用機や民間機など航空機・部品メーカー台湾最大手の漢翔航空工業(エアロスペース・インダストリアル・デベロップメント、AIDC)は7日、カナダの航空機大手、ボンバルディアの超中型(スーパーミッドサイズ)ビジネスジェット機「チャレンジャー3500(CL3500)」向けに、コックピット(操縦室)と前部胴体(コックピットの後ろから主翼の前縁部分まで)を20年供給する契約を締結したと発表した。最低500機分を納入するとみられる。AIDCは、前部胴体は外観が複雑な上、コックピットの気密性や複雑なシステム統合が求められ、難易度が高く、製造できる企業は世界で5社足らずだと説明した。8日付経済日報などが報じた。

/date/2026/09/08/00aidc_2.jpgAIDCの曹進平・董事長(左2)とボンバルディアのエリック・フィリオン執行副社長(右2)が、龔・経済部長(左1)とカナダ駐台北貿易弁事処のマリールイーズ・ハナン代表(右1)の立ち会いのもと、契約調印式を行った(AIDCリリース)

 AIDCは、1999年からボンバルディアのCL3500の後部胴体などを設計・製造しており、23年までに1000機以上を納入した。今年4月、技術審査に合格し、コックピットと前部胴体を受注した。

 チャレンジャー3500は、世界で最も売れているスーパーミッドサイズジェット。最大10人搭乗できる。 

 龔明鑫・経済部長は、中型や大型の民間機の製造ができる国・地域は世界で数少ないと評価した。

 AIDCは、航空機部品メーカー、駐龍精密(ドリューロン・プレシジョン)など台湾メーカーと提携している。ボンバルディアのプロジェクトに共同で参画し、台湾の航空産業の製造力とサプライチェーン(供給網)のレジリエンス(強靱性)が高まる見通しだ。

■軍用機も製造

 AIDCは近年、台湾空軍の高等ジェット練習機「勇鷹(ブレイブ・イーグル)」などの軍用機を開発・製造しているほか、無人航空機(ドローン)や対ドローンシステムも開発している。