ニュース 機械 作成日:2026年9月11日_記事番号:T00130743
機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)が10日発表した統計によると、機械設備の8月の輸出額は前年同月比19.0%増の34億4600万米ドルで、1年7カ月連続のプラス成長となった。TAMIの荘大立・理事長は、人工知能(AI)サーバーや半導体向け需要が力強く、2026年の輸出額と生産額は過去最高を更新すると予測した。業界では、4年ぶりの活況で、来年も大幅成長が続くと予想されている。11日付工商時報などが報じた。

TAMIの荘・理事長は、世界でAIや半導体の需要が続き、特に電子機器の輸出が好調だと説明した。
製品別でみると、電子設備の8月輸出額は前年同月比42.1%増の6億4500万米ドルだった。一方、工作機械の8月輸出額は1億6900万米ドルで、前月比5.3%減少、前年同月比4.6%減少した。競合の日本円安や韓国ウォン安で、競争が激化しているためだ。
TAMIは、21年〜26年9月初旬に台湾元は11.7%下落したのに対し、日本円は51.2%下落、韓国ウォンは24.8%下落しており、台湾の輸出競争力が低下していると説明した。
■1〜8月は19%増
機械設備の1〜8月輸出額は前年同期比19.1%増の245億4400万米ドルだった。
製品別では、電子設備は前年同期比44.2%増の48億4900万米ドルだった。検査・測定設備は21.3%増の43億5600万米ドルだった。一方、工作機械は13億2500万米ドルで、1.9%減少した。
輸出先別では、▽米国、63億6800万米ドル(構成比25.9%)、▽中国、51億6600万米ドル(21.0%)、▽シンガポール、18億5100万米ドル(7.5%)──だった。
■中東紛争の長期化リスク
TAMIは、中東紛争が長引き、エネルギーや原材料価格が上昇しているほか、レアアース(希少金属)の輸出規制を強化している国もあり、台湾の機械業界にとって、もし重要部品の納期が長引いたり、取得が困難になれば、受注に影響が出る恐れがあると指摘した。
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