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ウィンボンド、インフィニオンのNORフラッシュ事業買収【図表】


ニュース 電子 作成日:2026年9月17日_記事番号:T00130853

ウィンボンド、インフィニオンのNORフラッシュ事業買収【図表】

 NOR型フラッシュメモリー世界首位、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は16日、独インフィニオン・テクノロジーズのNOR型フラッシュメモリー事業と強誘電体メモリー(FRAM)事業の全株式を11億2000万米ドルで取得すると発表した。台湾のメモリー業界で過去最高額の買収だ。2027年下半期(7〜12月)に買収を完了する予定だ。17日付工商時報などが報じた。

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 市場調査会社、オムディアの統計によると、25年のNOR型フラッシュメモリー世界市場規模は34億米ドルで、ウィンボンドは世界市場シェア23%で首位だった。インフィニオンの世界市場シェアは11%で4位だった。単純計算すれば、ウィンボンドの世界市場シェアが34%となる。

 ウィンボンドは、世界で研究開発(R&D)力や人材、事業規模、協力サプライヤーが拡大すると説明した。世界10カ国・地域以上の専門人材が加わる予定だ。

■スパンション復活

 買収事業は、メモリー業界で30年以上の歴史があり、本社は米国カリフォルニア州サンノゼにある。社名を「Spansion(スパンション)」に変更する予定だ。

 スパンションは、1993年4月、富士通とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)がNORフラッシュメモリーを生産するために合弁で設立した富士通エイ・エム・ディ・セミコンダクタ(FASL)が前身。2015年にサイプレス・セミコンダクターに吸収合併され、インフィニオンが20年にサイプレス・セミコンダクターを買収した。

 ウィンボンドの焦佑鈞・董事長は、スパンションはかつてメモリー産業をリードし、多くの技術と成果を残した企業で、スパンションの名を残せることは光栄だと語った。

■高容量NOR価格2倍へ

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は、上半期(1〜6月)のNOR型フラッシュメモリーの契約価格は2〜2.2倍に上昇しており、下半期(7~12月)は、AI(人工知能)サーバーや車載用の256Mb(メガビット)以上の高容量のNOR型フラッシュメモリーは1.9〜2.1倍に上昇すると予測した。128Mb以下の中低容量のNOR型フラッシュメモリー価格は、第4四半期(10〜12月)に10〜20%上昇すると予測した。