ニュース 電子 作成日:2026年9月18日_記事番号:T00130881
国家発展委員会(国発会)は17日、AI(人工知能)と半導体需要に応えるため、新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)龍潭科学園区(龍科、桃園市龍潭区)第3期区画の拡張計画を承認したと発表した。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)のサプライヤーによると、TSMCが龍科第3期区画で、A14(1.4ナノメートル相当)以降の先進製造プロセスを採用する工場3基を計画しており、工場1基目が2030年前後に完成し、量産準備に入る予定だ。18日付経済日報などが報じた。

龍科第3期区画は、龍科の東側に拡張する。用地は104ヘクタールで、開発費は956億2800万台湾元(約4700億円)。年間生産額5500億元を創出し、4500人を雇用する見通しだ。続いて、行政院の承認を得て、28年末までに開発許可の審議や環境影響評価(環境アセスメント)の審査を行う。用地を取得後、30年に龍科の公共インフラ施設の設計や施工を行い、並行して入居企業が工場を建設する計画だ。
龍科第3期区画の拡張計画は当初、竹科管理局が158.59ヘクタールの用地を開発して、TSMCに2ナノ以降の先進製造プロセス工場用地を提供する予定だった。しかし、収用予定地の88%が私有地で、地元住民の強い反対を受けた。TSMCは23年10月、工場計画を断念すると発表した。
その後、面積を104ヘクタールに縮小する案で、私有地の収用を減らし、開発計画を再開した。TSMCも入居意欲を示したとされる。
■オングストローム工場か
龍科第3期区画では一時、TSMCが先進パッケージング(封止)技術、チップ・オン・パネル・オン・サブストレート(CoPoS)の工場を建設するとの情報が浮上していた。サプライチェーン(供給網)関係者は、TSMCは嘉義県など南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)で先進封止を行い、龍科第3期区画ではオングストローム(1オングストローム=0.1ナノ)世代の半導体工場を設置すると明かした。
サプライチェーン関係者によると、TSMCは龍科第3期区画で28年に量産予定の1.4ナノや1.4ナノ以降の先進製造プロセスを導入し、AIやハイパフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)需要に対応するとされる。工場3基を建設する方向で、工場1基目は30年前後に完成し、量産準備に入る目標とされる。全体で投資額は1兆元を超えるとみられる。
中部科学園区(中科、中部サイエンスパーク)管理局は9月9日、中科第2期区画でTSMCが1.4ナノ工場を建設しており、来年下半期(7~12月)に量産に入る予定と説明した。
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