ニュース 電子 作成日:2026年9月22日_記事番号:T00130933
IC設計会社の関係者によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は第2四半期(4〜6月)にA14(1.4ナノメートルに相当)製造プロセスでLSI試作サービス「サイバーシャトル」を開始した。2027年第1四半期(1〜3月)に新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)宝山工場(Fab20)でリスク試験(試験生産)に入る予定だ。TSMCの1.4ナノは28年の量産を予定している。22日付工商時報が報じた。

サプライチェーン(供給網)関係者によると、竹科宝山工場の第3工場(P3)は1.4ナノを採用する。第2四半期に工場の使用許可を取得し、9月に設備搬入を開始した。27年第1四半期に試験生産、早ければ第4四半期(10〜12月)に量産する予定だ。28年の月産能力は4万〜5万枚とみられている。
1.4ナノの主要生産拠点となる中部科学園区(中科、中部サイエンスパーク)第2期拡張区画の第1工場(Fab25 P1)は、床面の工事中で、27年4月までに完成する見通しだ。早ければ27年第3四半期(7〜9月)に試験生産に入る。28年の月産能力は2万〜3万枚とみられている。
TSMCは7月の業績説明会で、1.4ナノの製品テストは目標の90%近い性能を示しており、256Mb(メガビット)SRAMの歩留まり率も90%近かったと説明した。スマートフォン、ハイパフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)やAI(人工知能)関連の顧客が採用する予定で、テープアウト(設計完了)は当初の計画より順調だと説明した。
次世代のA13(1.3ナノに相当)や、バックサイド・パワーレール(裏面電源配線)を採用する「A12」(1.2ナノに相当)は29年に量産する。
■2ナノと3ナノも増産
証券会社は、TSMCは27年も2ナノや3ナノの生産能力を増強する見込みで、2ナノは26年末に月産能力を9万〜10万枚に引き上げ、27年には13万〜14万枚まで引き上げると予測した。
3ナノ主要生産拠点の南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)台南園区の工場(Fab 18)は、第4四半期の月産能力が17万〜18万枚で、27年には20万枚を超える見通しだ。
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