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8月の輸出受注、初の1千億ドル台【図表】(トップニュース)


ニュース その他分野 作成日:2026年9月23日_記事番号:T00130960

8月の輸出受注、初の1千億ドル台【図表】(トップニュース)

 経済部統計処が22日発表した8月の輸出受注総額は1029億6000万米ドルで、前月比5.1%増加、前年同月比71.4%増加し、過去最高を更新した。初めて1000億米ドルの大台に乗った。人工知能(AI)サーバー需要が想定以上だったほか、GPU(グラフィックスプロセッサ)需要に加え、米国の大手クラウドサービスプロバイダー(CSP)が特定用途向けIC(ASIC)を自社で開発しており、IC設計の受注も予想以上だった。統計処は、今年通年の輸出受注総額は1兆米ドルを超え、1兆1000億米ドルも視野に入ると予測した。23日付工商時報などが報じた。

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■半導体など電子製品、過去最高

 主な製品別では、半導体などの電子製品は、前月比10.7%増、前年同月比83.9%増の457億5000万米ドルで、過去最高を更新した。AIやハイパフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)需要で、IC設計、IC製造、メモリーなどの受注が増加した。

 サーバーなどのICT(情報通信技術)製品は342億1000万米ドルで、前月比2.8%増加、前年同月の2倍となり、3月に次ぐ過去2番目の高水準だった。AIやクラウド産業の発展が続き、サーバーやネットワーク機器、産業用コンピューター(IPC)需要が増加した。アップルが9月に発表したスマートフォン新製品の受注も増えた。

 パネルなどの光学器材は、前月比9.0%増、前年同月比5.0%減の19億7000万米ドルだった。

 主な従来型産業では、卑金属(ベースメタル)は前月比0.7%減、前年同月比26.8%増の23億4000万米ドルだった。AI需要で、銅箔(どうはく)や銅張積層板(CCL)などの受注が増加した。

 機械は、前月比4.9%減、前年同月比28.3%増の22億1000万米ドルだった。半導体メーカーの設備投資が続き、半導体製造装置や自動化設備の受注が好調だった。 

 化学品は前月比2.6%増、前年同月比15.4%増の16億3000万米ドルだった。医薬品の受注が増加した。

 プラスチック・ゴム製品は前月比2.6%減、前年同月比6.7%増の14億9000万米ドルだった。原料価格が上昇した。

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■米国、過去最高

 主要国・地域別では、米国は前月比3.3%増、前年同月比88.9%増の421億3000万米ドルで、過去最高だった。そのうち、電子製品は前月比4.6%増、前年同月比57.6%増の184億4000万米ドルだった。ICT製品は179億2000万米ドルで、前月比5.6%増加し、前年同月の3倍だった。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)は前月比11.1%増、前年同月比70.5%増の183億5000万米ドルで、過去最高だった。そのうち、電子製品は前月比25.4%増、前年同月の2.4倍の94億2000万米ドルだった。

 中国・香港は前月比3.7%減、前年同月比47.7%増の163億9000万米ドルだった。

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■9月以降、毎月1千億米ドル台へ

 1~8月累計の輸出受注総額は、前年同期比55.0%増の7049億9000万米ドルで、同期として過去最高だった。1~9月累計で早くも、2025年通年の7437億3000万米ドルを超える見通しだ。

 経済部は、AIやHPC、クラウドサービス需要が拡大し、原材料価格が上昇する中、9月以降、年内の輸出受注は毎月1000億米ドルを超える可能性が高いと予測した。

 経済部は、9月の輸出受注は前年同月比50.7〜55.1%増の1060億〜1091億米ドルとなり、第3四半期(7〜9月)は前年同期比60.7〜62.4%増の3069億〜3100億米ドルとなると予測した。